「自分がすごい」とは思わないけど、周りがあまりにもアホすぎる!と感じる時

5年ほど前のカウンセラーのお勉強を始めた頃、私はよーくこんなことを思っていました。
「自分がすごいかと言われれば、学歴も大したことないし、頭がキレるわけじゃない。でもなんか周り見てるとアホなん?って言いたくなる奴ばっかりでイライラする!!!」
その原因は自分にあると気付いたのはカウンセリングがきっかけでした。
「あなたすごいわね!」って言われたら「は?どこ見てそう思うの?」ってくらい自信はない。
かつての私は、中間管理職とはいえ社歴と昨今の女性管理職を増やす流れに乗っかっただけで、たいしてすごくないし、実際同期の男性たちは学歴も実績も出世もスピード感が違うし、同期の女性はみんな結婚して子供ができて退職しちゃったから、「自分は年功序列で上がっただけ」としか思っていませんでした。
なので、「すごくないくせに」って言われたら、悔しい!!とは思いながらもどこかで「まぁそうだよな。」と受け入れているのに、一方で「やっぱりすごいですね!!さすが!!」とか言われると「は?どこ見てそう思うの?どこが??全然じゃん!!」ってむしろ相手の眼を疑う勢いで否定してました。
それくらい自分の価値を認める以前に受け取り拒否していたわけですが、その時よーく思っていたのが「私はすごいわけじゃないけど、周りがアホすぎてちょっとムカつく」ってこと。
「なんでこれくらいできないんだよ!!!みればわかるだろ!!」っていうことにいちいち腹を立ててたんです。
それも「あーさすが、そういうところに気づくんですねー」なんてものだけではなく、「なんでポット使い終わったら水足しておかないんだよ!!」っていうレベルまでイライラしてました。
なんなの?アホなの?みて次の行動わかんないの?って思っていた私。すごくない私でもわかるのに、なんなの?って本気で思ってました。
自信がないから「完璧な私」でいなきゃいけない。
イライラして周りはアホばっかりと思っていても、実は自分に自信がないままの私は、常に「完璧にしないと必要とされない」という恐れがありました。
常に「完璧に仕事を仕上げるんだ!」と思うタイプではなく、「ここまでやってやっと人並み」と思っているラインが、常に「誰からも指摘されないレベル」を目指していたんです。
なので、指摘されるということは「できてない」と受け取ってしまい、「まだまだだ」と自分の自信はいつになっても、どれだけ仕事に慣れていっても育たないし、どんな人にだってあるミスが許せなかったんです。
自分にもミスが許せないので、部下や周りの人がミスをしても許せませんよね。
なので私は常に「もっと仕事を完璧に」と知らず知らずに自分に負荷をかけて頑張っているのが当たり前になっていました。
「こうあるべきだ」という理想を自分に押し付けてしまう
私がまだ会社員時代には今のようにAIはなかったのですが、おそらくもしあの時代にあったら、私はAIに相談していたか、もしくはAIにすら相談できてなかったのかもしれません。
「AIに相談してるって画面でバレたらどうしよう」
「自分で考える力がない人って思われたらどうしよう」と考えていたかもしれないし、相談できたとしても、きっと途中で虚しくなっていたかもしれません。
それくらい「完璧な私」という鎧の中の私は、自分がやっていることについて常に「これで合っているんだろうか?」「私は何か間違えてないだろうか?」といつも不安だったんです。
でも完璧な私じゃないと必要とされないと思っているので、他人から指摘されるわけにもいかない。どんどん不安は募りつつも、自分でなんとかするしかないんだと言い聞かせる毎日がありました。
そうしていくうちに周りの人の仕事ぶりにイライラし出したんです。
「自分はこんなにも毎日必死にやっているのに、どうして周りの人間はこんなに中途半端な仕事しかしないんだろう?」
「大変ですねって言われても、あなたに何がわかるの?同じくらいの気持ちでやってるわけじゃないのに。」
「どうしてこんな程度でお給料もらってまだ文句言えるの?もっとやってから言いなさいよ!」
そんなイライラが募っていました。でも「大人が怒りに任せて周りの人間を罵倒するわけにはいかない」という気持ちから、怒りたいのに怒ることもできない。
「なんなの?この人たち!」と、どんどん私は周りの人から心理的に孤立していきました。
顔では笑顔で接しているつもりでも、心ではアホばっかりって思っていた私はだんだん「真面目に働いている私がバカみたいだ」とも思うようになりました。
でも、「完璧な私」であるために、手を抜くこともできない。そうやって消耗していったんです。
ではここからどう抜け出せばいいのか?
かつての私に足りないもの。
それは「誰かと心でつながること」でした。
でも「周りはアホばっかりなのに、どうやってつながるのよ。ってかむしろ繋がりたくもないわ!」と思っていたかつての私。
誰かにしんどい気持ちを理解してほしいけれど、きっと誰も自分のことなんて理解できないだろうという諦めがありました。
- どうせわかるはずがない。
- 同じような熱量で頑張ってる人は私よりすごい人だから、そこにも結局交われない。
- かといって1人でいたいわけじゃない。
- でも誰かとベッタリ一緒にいたいわけでもない。
- こんな感じだから面倒だろうし、やっぱり人と繋がれない。
そんな風にかつての私は堂々巡りを繰り返していたけど、そこから5年後の今の私は「周りの人ってみんな頑張ってて偉いわー。すごいよねー。」なんて心から思います。
仕事も変わったし、人と会う機会も変わったけれど、それでも以前より人との関わりはグッと増えたし、自分から声をかけて人と関わるということも増えました。
自分の1人になりたい時があるけど、誰かと話したい時があるところも、たまに「え?なんかしたかな?」と不安になっても「まぁ、あとで話しながら相手の気持ちも聞いてみよう」と思えるようになったのも、「つながること」に対しての価値観が変わったから。
「周りがアホばっか」から「周りも私もみんなそれぞれ頑張ってる」に変化したこと。
それを10月29日から3日間の1デイセミナーで「実際に体感しながら」皆さんと一緒にやっていきたいなと思っています。
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