【ココロノマルシェ】周りはいい人ばかりなのに孤独です
ココロノマルシェに寄せられたご相談
はじめまして、こんにちは。根本先生の本を読み、こちらに辿り着きました。どうぞ宜しくお願いします。
職場は、人付き合いのうまい人が多く、大変だけどみんなで頑張ろう!という、良い雰囲気だと思います。
そこに一緒に染まりたいのに、どうしても自分が浮いている感じがして孤独感に襲われます。
上司はなんでもパキパキ物を言う人なので、自分の意志がない私はあまり良く思われていないようにも思います。
他人軸になりがちな性格なのは自覚しているのですが、常に周りのことばかり考えていて、自分を大事にできてないからなのかなと自己嫌悪に陥ります。
毎日疲れて仕事に行くのが辛いです。
でも、こんな自分のまま仕事を辞めたくはなく、克服したいです。
何か心掛けるといいことなど、アドバイスを頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
ラテさん
はっきり言う上司の実態
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
さて、パキパキ言う上司寄りの私ですが、パキパキ言う上司って結構勘違いされガチなところがあるんです。
それは
- はっきり言うからはっきりしてないと苛立たれて嫌われそう
- 思い通りにならないとイラついて、なんでも言うことを聞いてくれる人が好きそう
- なんでも決められるから悩む人の気持ちなんてわからないだろう
というもの。
結構ここに嘆いている上司タイプの方って多いんですよ!
でも、ラテさんはみんなで頑張ろうらと言う職場の雰囲気に混ざりたいとも思うんですよね!
なのに、浮いてしまっている気がしてしまう自分を気にしてしまい、会社に行くのが少し憂鬱になられているのかもしれませんね。
そのあたりはじっくりお話を聞かないとわからない部分なので、少しここからは私の想像を織り交ぜてのお話になることをご了承いただき、読み進めてくださいね!
「いい職場」ってなんだろう?
さて、まず、「みんなが頑張ろう!」という職場の雰囲気って、すごくいいですよね!
きっと、お友達に職場の雰囲気を聞かれてこう答えると、みんなに「いい職場だねぇ!羨ましい!!うちなんて…」と続けられるかもしれませんね!
ただ、これ。少し厄介なんです。
いい職場。
ここを少し分解していくと、
「(世間的に)いい職場」
「(模範的な)いい職場」
だったりするのかな、と思います。
私も上司という立場上、こういう職場を目指したいと思いますし、実現できればうれしく感じる職場です。
ですが、ラテさんの「感覚的に」いい職場ではないから、「混ざりたいけど混ざれない」「浮いている」と言う感覚を持ってしまうのではないでしょうか?
そこについて、「分けて考えること」をしたことはありますか?
「いい職場」を因数分解してみる
「世間的にはいい職場」は必ずしも「私にとっていい職場」とは限りません。
よく職人さんの世界なんて、親方の気分次第で賃金も一人前になるまで食べていけないくらいやすいなんてことがあっても、そこで働きたい!って人もいらっしゃいますよね?
そこで、世間的に恵まれている職場で働いて欲しい親心と、自分の夢のために苦労を厭わず技を磨きたい子供の夢とがぶつかるなんてことも、昔は見聞きしました。今はだいぶそういう職場も減ったかもしれないけれど、例えるなら
世間的いい職場が必ずしも自分にいい職場ではない、
ということです。
まず、そこを念頭において、再度ご自身職場を見て見られてもいいと思います。
仲良くなりたいことと、職場で浮きたくないこと、これらも分解して分けて見られるとどんどんご自身の本心に近づいていけると思いますよ!是非、ノートに書き出したり、じゃぁどんな職場が自分にとっていい職場なんだろう?と考えてみることも、トライして見ましょう!
はっきりいうタイプの上司のリーダーシップについて
二つ目に、冒頭にお話しした「意外と勘違いされやすいものをハッキリいうタイプ」の上司について、解説させてくださいね。
何を隠そう、私もこのタイプです。特に仕事場ではここを強化してきたし、強化せざるを得ない部分もあり、だいぶ強めに出している部分だと認識もあります。
その私の見解なので、少し自分に偏ったお話になりますが、もしかしたら、上司もそんな風に思っているのかもしれないな、程度に参考になればと思い、書かせていただきますね。
まず、ものをハッキリ言う。
これは「上司」や「まとめ役」となる人に多い特徴かと思います。
稀に、「好きにやったらいいよ」というタイプの上司、サポート役に徹することで部下の能力を伸ばすタイプの上司もいます。
つまり、リーダーシップの一つの形であるということです。
- ものをいうことでハッキリ部下に方向性を示すタイプ。
- 好きにやらせてみて、方向性を決めて行ったり、その時にやりたい方向性と合う人を伸ばしていくタイプ。
- サポート役に徹することで、部下のスキルを底上げしていき、結果複数の部下の中でできる人が自発的に自分に合う仕事が来たら自分のターンとばかりに進んで仕事をするようになるよう促せるタイプ。
これらは、複合的に持っている人もいらっしゃいますし、特化されてる方もいると思います。
部下との相性ももちろんでます。
(余談ですが私は一番上ですが、明らかにうちの師匠は二つ目のタイプだと思います)
そんな、上司たちにはもちろんそれぞれにそこに弱点もあります。
- はっきり言うので部下として重荷を感じやすく、合わない部下が辞めていくことがある。
- 好きにやらせてみるので、自発的に動けないタイプの部下は何をしたらいいかわからなくなることがある。
- サポートされることに慣れてしまい、部下自身が全てが自分の力だと過信してしまうことがある。
その中でもはっきり言うタイプのケースだと部下が自信を無くし、辞めてしまったり、部下と反りが合わないと部下の反発も大きくなります。
すると、上司は傷つかないと思いますか?
上司も人。そうなんです。
会社でどんなに強気でみんなを引っ張って行っていたとしても、部下を育てたいのに自信を失ってしまったり、辞めたいと相談されると「自分のやり方がよくなかったんだろうか?」と悩み、同じ強さで自分のことも叱責してしまうことがあるんです。しかも、自分を責める時って責められている相手の表情も見ないから、どこまでも責めてしまうんですよね。限度がわからない。
それでも、落ち込んだところを見せられず、悩みながら走っている上司って結構多いんですよ。
そんな中、ラテさんのように周りを見れる人がいると、上司の視界を広げてあげられると思いませんか?
「今、〇〇さんは少し仕事量が多くて大変そうですよ。新しい仕事は別の方の方がいいかもしれませんよ」
「こないだ上司の〇〇さんがこう言ってくれたから、なんとか頑張ってやり終えることができました!ありがとうございます。」
そんな一言が、上司としての自分を責めている人にどれだけ勇気ややる気を与えられるか、考えたことはあるでしょうか?
嫌われているかも、と思う気持ちの倍、そんな言葉を上司にかけてあげてみてください。
ラテさんの周りを見てあげられる能力を上司のサポートとして、使って見てくださいね!