【読了】ヒロインの旅に見る女性のプロセス
カウンセラー仲間に勧めてもらった「ヒロインの旅」という1冊。自立して頑張ってきた女性ほど、一度読んでみてほしい1冊に出会いました。
父に認められるために頑張る娘
自立し、働きながら家事や育児に頑張る女性が最近は当たり前に見かけるようになりましたよね。
私のクライアントさんにも仕事を頑張る女性は多いです。そして私自身もかつてその一人だったので、仕事の上での悩みや人間関係に悩んできていました。
しかしカウンセリングに行くと、必ずと言っていいほど「両親との自分の関係」について見直す時間があります。
そしてそれはこの本でも前半に出てくるのです。それは「母に象徴される女性性を否定し、父に認められるために頑張る」というプロセスが女性にはあるということ。
女性性の持つ才能は社会の中では評価されづらかったり、目に見えにくいものであるがゆえに、父や男性性に見る「わかりやすい評価」に合わせて自分を高めていこうとすること。
働く女性は特にこの部分について、自分を振り返ることはあると思います。自分がしたいこととは別に評価のために頑張ることが強要されているかのように感じるその奥には「認められたい私」がいるということ。
そして女性性に目覚める前に一度否定を味わう
本の中ではあらゆる物語が引用されているのですが、娘は父に認められるべく頑張って頑張って父の右腕になろうとするのに、父は結局は「女」としての価値で自分のことを扱うことに、娘たちは失望します。
例えば、社会に出て昇格し役職がついたと思っていてもどこかで肩を並べられていない気がする女性たちや、暗に会社のイメージのために自分の昇格が使われていたことにショックを受けるなどがこの裏切りを感じる章を読んでいると、苦しいと感じる人もいるかもしれません。
そこから女性たちは「私は本当は何がしたいんだろう?」という目覚めが起きるのですが、その前には絶望を感じるような闇や冥界に象徴されるような場所へ一度降りていくような気持ちになります。
どん底を味わって、再び光を取り戻すまでには一度闇を知り、そしてその後自身と母、娘との修復が待っているんです。
直感や感覚を肯定していく
ここでの母は父同様に、直感や自然のリズム、インスピレーションなども表します。
母たちもまた、ここを悩み祖母や女性としての古く大きな知識を持つ女性たちの中で学ぶ場合もあるし、ここで実母だけを取り扱うわけではなく、この自然への知識などを取り扱う人もいます。
古代神話などに見られる「生む力を持つ女神」たちの力に触れていくんです。
しかしこの力には激しさもあるし、全てを壊すような破壊の力もあります。そしてその自分の持つ女性性を受け入れていく中で次は自分の心の中にある「ハートのある男性(性)」との統合に進んでいくんです。
女性性の主導権を認める男性性
ハートのある男性とは思いやりがある男性を指しているだけではありません。
魔法によって怪物に変えられた女性が男性にこう問いかけます。
「昼に淑女となり夜に怪物のようになるか、昼は怪物のまま夜に淑女となるか、あなたはどちらを選びますか?」
ここではどちらかを選択するように見えて、実はここで男性はこう答えるんです。
「それは私が決めることではありません。あなたが決めたことに全て従います。」
つまり、どんなあなたであっても認め支え共に進んでいく、そう答えていく男性性を「ハートのある男性」とここでは表現されているんです。
闇を知り、光となり、そのパワフルさを制限されることなく自由に思うままに振る舞うことを許し、それをサポートすることを自分の中の男性性と女性性の中でパートナーシップとして持つこと。
そしてここから二極化から円へのプロセスに続きます。
女性たちは女性たちの中で育み円を作りながら、男女の違い、完璧さと完全さの違いを超えて共にどんな魂をも大切にしていくことでこの本は終わります。
しかし、このサイクル自体が螺旋状のように何度も巡り、そしてそれこそが「女性たちする内側への旅なのだ」ということが書かれてあるのです。
読んでみて
読んでみると、「なるほど、確かに!」と思うところがたくさんあるし、自分がちょうど今苦戦している章は読み進めにくくなったり、最終章はほとんど理解が追いつかずに「なんとなく」わかったような気がする程度で終えるところもありますが、このプロセスが女性の旅だと言われること自体にはすごく納得感が大きかったです。
私自身は「母と娘の葛藤」の章が一番読み進めにくかったです。
今まさにそこにいるから。
仕事で認められることを手放すのは怖い。
でも自分のインスピレーションや感覚だけで生きていける世界があるのか、
まだそこへの疑いを手放せていません。
この本が読みにくくなる章こそ、今の自分が向き合っているテーマなのかもしれません。
そしてこの本では明確に「男性と女性が分かり合える」とは書いていません。むしろ、分かり合えないとさえ書かれているところもあります。ただ、分かり合えないから終わりではなく、分かり合えない部分がある中でどう向き合っていくかが永遠に続くテーマであり、またその旅自体も終わらないんだと思います。
女性の生き方について考えてみたい方におすすめの1冊です。
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