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ココロノマルシェ

【ココロノマルシェ】私は何ができるんやろか

yukanee

ココロノマルシェに寄せられたご相談

この歳になったにもかかわらず
恥ずかしい話ですが、ふと我に帰ったのです。
自分に飛び抜けて優れたものもなく
57歳まできました。

昔の自分を知れば何かわかってくるかもと思い考えてはみたものの、、
子供のころ何が好きで、一体私はどんなこどもやったんやろかと思っても頭に浮かばずでした。
なんもないやんと思ったら寂しさと情けなさで胸が一杯になりました。

これからも続いていく人生に私は何が必要なんやろう。

趣味とかも何も見つけられない人に対してかける言葉はありますか?
何かご忠告を仰ぎたいです。
他力本願な自分、他人の意見を聞いてばかりで、親の顔色を見ながら育った結果、こんな自分になったのかとまた思ってしまうのです。ほんとに情けない大人でしょ??たかちゃんさん

他人軸から自分軸への最初の一歩は「自分の好きなことを知ること」

ゆか姐
ゆか姐

姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。

はじめまして、たかちゃんさん。

ゆかと申します。

年齢をお書きいただいているので、おそらくお仕事の先の人生をどのように過ごすのか、ある程度人生の大半を過ごしてきたという気持ちから、物悲しいような、このままでいいのだろうかというようなえもいえぬお気持ちを抱かれたのかなと思います。

50代になると、次の人生について、違ったステージとして見えてくる、と話してくださる方が私の周りには多いのですが、たかちゃんさんはいかがですか?

青年期は、青春や未来がこれから可能性という名の成分で大半ができていて、おそらくバブル期なんかも重なりとてもキラキラしていた時期。

そして、その後仕事をしている頃はバブルが弾けたり、大きな天災が何度か日本を襲ったり、リーマンショックなど、働く中でも目の前の仕事をどうするかを考えなくてはいけなかったのではないでしょうか?

そして、今から来ると言われる風の時代。大きな価値観の変革が起こっていて、未来は誰にも予測できないスピードと価値観に、過去の価値観がほぼ通用しないような時代になりつつあります。

そんな時に、次の人生を考え始める時を迎えられたたかちゃんさん。

不安になるのも無理はないのかもしれませんね。

ただ、ざっと文字に大雑把に起こしただけでも、この変動の時代を生き抜かれた方ですから、これからの時代を生き抜く経験はお持ちなのではないでしょうか?

自然災害も、リーマンショックのようなことも、今のコロナも、誰にも予測はできませんでしたよね。

でも、生きている人がいる。

私は、人って結構しぶといとも思っているんです。

だから、種として生き残ってこれたわけです。

たかちゃんさんも同じようにしぶとくてもいいのではないでしょうか?

これからも続く人生に、何を見出すか。男性的に見ると「目標」って、女性より「明確」であり、「達成すべき」ものであり、また「自己の存在価値」のような、とても自分自身と近い場所に位置しているのだろうと思うことがあります。

ただ、これからはたかちゃんさんは、その男性性の価値観から女性性の価値観への移行時期なのかなと思うんです。

ここでお話しする女性性とは、「受容する」とか、「気持ちを優先する」という意図で使っています。

男性の方は、女性性というとネガティブなイメージがあるかもしれませんね。

しかし、どんな人にも女性性と男性性はあります。

女性の中にも男性性があり、計画的に家事をこなしたり、逞しさなんかを想像していただくとわかりやすいかもしれません。

同時に男性の中にも、上司の意見を飲み込む懐の深さや、お客様への気配りなど、女性性ともいえる能力があると思うんです。

なので、そういった「自分の心のまま動く」ということがキーワードになってくると思います。

でもここについては、たかちゃんさんはわかっておられるのですよね!なのでご自身の子供の頃好きだったことは何で、趣味は何なのか?ということに、悩まれたのではないか?と思います。

もちろん、その方向性はとてもいい手法だと思います。

でも、それで見つからないのであれば、他の手法も試してみてはいかがでしょう?

私がお勧めしたいのは、たかちゃんさんの「今」に注目することです。

「今のたかちゃんさんの好き」を集めるゲームを始めませんか?

朝起きたところから、眠る前まで、ご自身の心に、目に、耳に、「入ってきた、気持ちいいもの」。

それを探して見つけてみる。ノートなどにつけてもいいと思います。

○月○日、朝の鳥の声、空の色、お昼ご飯に食べた○○屋のうどんの出汁、駅から見えた○○のポスター、温泉のパンフレット、ひとりでぼーっとする時間。

こんな風に、単語だけでもいいと思います。

そして、ひと月でも続けてみてほしいのです。

そうすると、その中に何度も出てくるものや、キーワードがあるのではないでしょうか?

それを手がかりに、次はそこから広げていくのもいいと思います。

もし、鳥の声と旅行のパンフレットがキーワードになれば、どこか自然の多い公園でもいいし、旅行の計画もいいと思います(今は難しくても、計画を立てる時間はたっぷり取れるとも言えます)。

例えば、スポーツ紙とぼーっとする時間なら、それも趣味にカウントしましょう!

男性の多くは、1人の時間を大切にされています。コーヒー片手に、おうちで喫茶店のようにゆったり過ごすなんかも、とても素敵ですよね!

うどんとパンフレットなら、香川県を調べて、うどんマップを作るなんかも楽しそうです。

なんだっていいんだと思います。

私は何に心を動いても、何を趣味と呼んでもいいんだと思います。

もし、人に話しにくいなら、相手の方の趣味をお聞きして、お話を聞く役目に徹すればいとも思うんです。

ご自身の世界はご自身のものにしてしまって、お友達の方の趣味から、気になるものがあれば一緒に行くのもいいけれど、ただ聞いて上げることでも、実はお友達がとても喜んでくださるケースって多いと思います。

たかちゃんさんが、今思ってることは、きっと多くの方が迷う道の分岐点なんだろうと思うんです。

なので、たかちゃんさんが是非、トライして周りの方のリーダーシップをとって差し上げてください!

きっと、気づけばたくさんの趣味が見つかると思いますよ!

ゆか姐
ゆか姐

今回はお仕事されている前提でお話ししておりますが、専業主婦であったとしても、家事という仕事をなさってきた訳です。その場合は仕事を家事と読み替えて読んでいただいても結構です。

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