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アート

大切にしたいものが消えかける前に、土台から見直す

yukanee

先日、大好きな重要文化財でもある「中之島公会堂」で、文化を事業にしている事業家さんたちのお話を聞くイベントに参加してきました!

中之島公会堂でのカルチャープレナーのイベント

カルチャープレナーって何?となった方。

私もこの時初めて知りました。文化資本を軸に新しい価値を生み出す事業家のこと。正直私も聞いた時は「難しそうだな」って思いました。

でもその方々の活動や想いに触れ企業やクリエイターが参加し交流するイベントがあったので途中までだったんですが(自由入退OK)参加してみることにしました。

元々、芸術に興味がある私。何かあれば博物館や美術館やレトロ建築見たりするのが好き。

だからこそ、文化や芸術がどうビジネスとして成り立ち、どんな思いでどんな形で繋がれているのかを一度ちゃんと聞いてみたくなったんです。

めちゃくちゃ刺激をもらったカルチャープレナーさんたちのお話

文化資本でビジネスするってすごくハードル高いイメージがあったんです。

今回の発信の場となった、中之島公会堂もある投資家が今後の大阪のために寄贈した建物だったりして、どこか「文化は善意で成り立つもの」「芸術では食べていけない」というイメージがありますよね。

でも一方で私がずーっとひっそり応援しているヘラルボニーさんのように、難しいとされる分野でもビジネスとして成功している方々もいる。

じゃぁその人たちは何をみて、どこから手をつけて、何を「諦めなかった」んだろう?そんな視点で話を聞いていました。

ある方デザインを学び、兵庫の中でもかなり田舎の地域で「刃物」を海外マーケットに載せる仕事に関わります。

でも話を聞いていくうちに「そもそもその前に後継者問題があるよね!?」という問題にぶつかる。後継者を見つけても、職人さんたちは高齢で、一人教えるだけで体力の限界。次が続かない。

技術継承は効率化できるものではなく、10年単位で時間がかかる。それを現場で実感し最終的にその方は自身のデザイン事務所で職人さんたちを抱える決断をします。

ここで終わらないのがこの話のすごいところで。

でもこれって技術以前に土台の部分がスカスカじゃないか!」と気づくんです。

そして今度はタタラ場のあった里山を購入します。

「たまごの殻、砂鉄、木炭」

刃物に必要なものが全てその土地にあることを改めて確認するんです。里山の手入れのために木をきり、その木で作業場を建て、炭を焼く。その場所で「ここでやりたい」と名乗り出た職人さんがかつて当たり前にいた「野鍛治」としてその土地に根付いていく。

そして次に登壇されたのは、京都という文化の根付く場所で伝統文化を教育する事業もされている方。

小学校以降、クリエイティブな学習の機会が減る現状を背景に、京都市営の幼稚園で伝統文化に触れる教育機会を作っている方でした。

ここでも出てくるのが「予算」のお話。

担当者が変わったことで予算は大幅に減額。そこでその方は海外からの旅行者向けに京都の古民家で日本文化を体験する場を作り、最後にこう伝えるそうです。

「この文化を絶やさないために寄付を募っています

するとコインを全て寄付する人、商品購入後のお釣りを全て寄付人が現れ、次の年度の予算と合わせて市営の幼稚園全てを回る金額が集まりました。

文化を大事にしようとする情熱に熱を注がれた

今回長くなったので2名のお話だけ載せたのですが3名の方が登壇し、その3名の方とも「海外」と「日本」をうまくMIXしているなって感じました。

上には書かなかった方も情熱を持って自分の主張をしながらも、「こうやって自分の好きや嫌い、そしてもっともっと日本人がアートと触れる機会があっていい」って言っていてすごく共感しました。

上に書いた刃物の職人さんを抱えたデザイン事務所の方は「海外マーケットに播磨の刃物」を売るという形で日本の文化を発信し、ビジネスをしながらも「海外から材料を買わなくてもいいんです。鉄を作る材料は全部日本にあるんです。でも埋もれたり誰も手をかけていないんです。」ってことを熱く伝えていて、「その土地にいる人の営みってその土地にあるものをちゃんと活かしていたはず。なのに今や貿易によっていろんな政治的な背景が絡んだりしている方に目を向けているけど、もっと土台、足元を見るって大事だ!」って改めて感じたり。

伝統文化を幼稚園の子どもたちに触れる機会を作る方の「あるところにはお金は潤沢にある。なのに、文化継承に日本は予算をさかない。」って言葉に改めて現実を突きつけられる思いがしたり。「日本の精神性には正解はない、。でもこれが日本の精神性だって答えを自ら持つ、そのことを考える、もっと日本人自体が関心を持って欲しい」って言葉に、ハッとしたり。八百万の神を大事にする精神性が好きではあるけど、それを「私はこう思う」って私自身言語化できていただろうか?と考えたり。

私にとっての美術館

私は今でもそして人生で最も辛い時も、美術館やアートギャラリーに足を運んでいました。

それはアートという自由な場所、作品を通じて時空を超えて作家の情熱を感じること、自分を作品を通じて感じることが好きだったから

作ることが好きって人しか関われないわけでもないし、アートとは何かを語れる人以外は美術館でアートに触れたあと、「あの作品はどうだった」って話をしちゃいけないわけでもない。それこそ「好きだった」「前見た時よりなんか違って見えた」「テーマが重かった」「なんかわからないけどスッキリした」「眠かった」「疲れた」なんだって話していい。

有名な作品や作家でもそうじゃなくても「自分のなんか好き」を大事にしていい場所。そんな場所だし、「自分はこう思うんだ!これなんだ!」って作品もあれば「見てる方が自由に感じてほしい」って作品もあれば哲学的に無駄を表現する作品もある。全て人の感じることを肯定しているかのような場所。それが私にとっての美術館なんだなって思ったんです。

私が大事にしたいこと

今回改めて「自分の好きな場所を残すためにちゃんと自分ができる形で関わること」を考えました。

私はお金の話の中で自分の中で大事にしている考え方があるんです。

それは「好きならちゃんとそこにお金を払うこと」。

これは投資家である藤野さんの本や話などでもわかりやすく書かれていて、自分の中で大事いしたいなって思って依頼、常に心に置いているもの。

閉店しますって言ってからお客さんが「無くなるのは残念です」ってたくさん商品を買いに来る。でもその一日では何も変わらないんです。

ちょくちょく、少額であってもその商品を買うことでそのお店は潰れなかったのかもしれない。そんな人たちがそのお店を続けるための現実的支援者でもあると思うんです。でも「残さねば」ではなくて「好きだから残したい」なんですよね。今回のカルチャープレナーさんたちのどの話もこのテーマに一貫していました。

好きだから残したい。

今後も大事にしたいし拡大していきたい

私は芸術をアカデミックに学んだわけでもないし、好きだからこそ、コツコツ本を読んだりイベントや講演会などに足を運んで好きなことに触れている。

でもそうやって「好きな場所だから無くしたくない」って気持ちも美術館通いの中にあるんです。自分が大事にしたい思いも行動も少しずつでも拡大させていきたい。そこに私の生き方があり、私を生きるでもあると思っています。

私は今、
「ちゃんとした私を降りる体験講座」を2月に開催します。

正解を探すのをやめて、自分の感覚から目を逸らさない時間を、人との関わりの中で持つための場です。
これも、今の私の立ち位置として、ここに置いておきます。

日時:

①2月28日(土)  14:00〜16:00(終了予定)

②3月1日(日)  14:00〜16:00(終了予定)

※いずれか一日をお選びください。

場所:オンライン

(お申込みいただいた方へzoomをお送りさせていただきます)

定員:各日6名

参加費:22,000円

1月31日まで早期割18,000円(税込)

お申し込み方法:こちらのリンクのお申し込みボタンからフォームに必要事項を入力してください。

ちゃんとした女性を降りる講座【体験講座】

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