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ココロノマルシェ

【ココロノマルシェ】周りの言葉を否定にとらえてしまう

yukanee

ココロノマルシェに寄せられたご相談

初めて相談させていただきます。

私は個人事業主としてスタッフが数人いるお店を経営しています。自分の好きなことを表現する場として、忙しいながらも毎日充実しています。

ただ、周りからの意見を全て自分を否定する言葉として受け止めてしまうことに悩んでいます。
例えばスタッフから「ここはこういうやり方に変えた方がいいんじゃないですか?」という業務の改善を相談されるのも、まるで自分自身を否定されているような気持ちになり、胸が苦しくなります。
こうやって書くとバカバカしく思いますが、実際にそういうことがあるとしばらく落ち込むくらいのときもあります。

スタッフとの面談も、本来なら自分がスタッフを評価する側のはずなのに、どんな改善を求められるのかと恐怖心が出てきてしまいます。

表向きは、しっかりと意見を汲み取るようにして、いい、悪いの判断は冷静にしています。

スタッフだけではなく、取引先などもそうで、主に仕事でそういう思いになることが多く、どこかで毎日「今日は何を言われるか」と構えてしまっていて、苦しいです。

関係無いかもしれませんが、好きなことに周囲を巻き込んでしまっている、迷惑をかけている
という想いもどこかにある気もしています。

なぜか夫や友人にそう思うことは少ないように思います。

自分の中で何が起こっているのか、アドバイスをいただきたいです。
よろしくお願いします。

ナオさん

もっとスタッフを信頼していくリーダーになるタイミングなのかもしれません。

ゆか姐
ゆか姐

姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。

ナオさん、こんにちは。

個人事業主でスタッフを雇ってお店を経営されているということで、

お仕事にかける情熱って並々ならぬものがあると思います。

好き嫌いだけではなく、スタッフに支払う賃金も考えて経営しておられるということなので、その責任の重さなども色々感じていらっしゃるのではないでしょうか?

その一方で今回ご相談いただいたように、「本来であれば自分がスタッフの評価をする面談」も「自分がスタッフに面談されている」かのようになっておられるということは、

とてもお辛いでしょうし、身構えるほど、恐れもあるんだろうと思います。

ではどんな風にこの気持ちを整理し向き合えばいいのでしょうか?

一人で頑張るのを手放す時が来たかもしれません。

私もかつて、部下の面談を行う立場にいたので、「評価する側」と「評価される側」については実はどちらもお互いに評価しあっているという面があるのは否めないという思いがあります。

私が上司だから!と私の独断と偏見で評価したとしても、部下からの「上司としての私の評価」というものは数値化されたり、表面化されないだけで、やはりあるものには違いないと思います。

その時に「なんとなく嫌な感じがした」と思われるのか「厳しいことを言われたけれど、自分の将来の活躍へのサポートの一環なんだ」と受け取ってもらうには、どんな風に伝えればいいのか?についても苦心した経験もあります。

そして立場上、上に立つということはその時点で「圧力を感じる」「威圧感でしんどい」「怖い」と思われることもありますので、それを加味した上で伝えることを伝え、フォローをしっかりとしていくとなると、上司は上司で「評価しながらも評価されている事実」をより強く感じてしまうのかもしれません。

お互いに評価しあっているというのはある意味で仕方ないことかもしれません。

ただ、この「上司・雇い主」と「部下・スタッフ」がお互いに評価し合うという部分については、確かにそうだけどもう一つの括りである「共に会社や事業をよくするための仲間である」というものがあると、評価というものはグッと変化してくることがあるんです。

リーダーシップには段階があるんです。

ナオさんはこれまで事業を引っ張っていく立場にいたんだと思います。

もちろん雇い主として、スタッフを引っ張るという役目もありますが、どこかで「この仕事は自分の仕事だから!」という気負いみたいなもので引っ張ってこられていたのではないでしょうか?

そうなると、雇い主とスタッフという線引きの他に、引っ張る人と引っ張られる人という線引きもそこに含まれてしまっていたのかもしれません。

その線引きを無意識に持っていると、「私」対「スタッフ」という距離感を感じやすくなると思います。

自分が引っ張るとなれば、「私」というものを強く感じ、引っ張られる人たち(つまりスタッフ)との間に、一体感はなかなか生まれにくいと思うのです。

ビジネスは特に男性性をうまく使わないと進みづらい部分もあると思いますので、リーダーシップについてもつい男性性に近いリーダーシップを最初はとる形になりやすいと思います。

でも男性性の引っ張っていくリーダーシップには、一緒にやっていく連帯感や一体感というものを感じにくいので、女性性が豊かな方がやり続けると「疎外感」「孤立感」「孤独感」を感じてしまいやすいのかもしれません。

そんな時に、スタッフの方から「もっとこうしてみてはどうか?」という提案を受けたとしたら、なかなか「ありがとう」と受け取るのは難しいですよね。

疎外感や孤立感がある時に、自分と違う意見を聞くのは寂しいしショックを感じても仕方ないのかもしれません。

ではそんな男性性のリーダーシップから、次の段階のリーダーシップに進むというのはどういうことなのでしょうか?

女性性のリーダーシップ、女帝マインドを身につける。

女性性のリーダーシップとはどんなリーダーシップなのでしょう?

私がお伝えしている女帝マインドにも必要不可欠な、

女性性豊かな方にぜひトライしていただきたい、女性性のリーダーシップとは、

  • 相手を信頼する
  • 自分の価値を受け取る
  • 自分が誰より楽しんで先に進んでいく

この3つがキーワードになります。

1つ目の相手を信頼するということは、自分の信頼するということにもつながるので、全てを「自分」におきかえるとすると

  • 自己信頼
  • 自己価値の受容
  • 自身の女性性をさらに開かせる

と言い換えてもいいかもしれません。

ナオさんは「自分の楽しみにみんなを巻き込んでしまっているのではないか?」とありましたが、まさにその部分をこの3つで越えていくというイメージです。

具体的にお話しすると、

  • 自分を信頼し、ついてきてくれるスタッフの愛を受け取る
  • 自分にそれだけの価値があることを受け取る
  • 自分が花のように開いてそこで楽しくしていることが、周りの人のやる気やモチベーションを上げるという影響力を与えていることを自覚していく

ということを、自覚し受け取りながら目指していく形です。

この女性性のリーダーシップは「みんなを鼓舞したり、背中を押したり、時に叱咤激励して引っ張り上げるリーダーシップ」と違い、

「自分が楽しむこと自体が周りにとっても勇気や希望となり、自分が進んでいく道の後進を進む人がいれば自分のノウハウを伝えたりしながら、ついてくる人たちが自発的についてくることを信頼し、自身の影響力を持って周囲を高みに導くリーダーシップ」となります。

ですので、「自分が先に楽しんでいること」「楽しみながら先を進んでいくこと」「周囲の人もその高みに一緒に行ける人たちだと信頼していくこと」が大切になります。

ナオさんは今、この「引っ張るリーダーシップ」から「導くリーダーシップ」への変化のタイミングなのかもしれません。

自分だけ楽しいことをしてごめんなさいを手放して、愛を受け取り与えていく

導くと書きましたが、必ずしも全員を導くという必要はないと思います。

進む過程の中で、社風に合わない、自分の本当にやりたいことが見つかったのでそちらに集中していきたい、そんな人も出てきて構わないと思うのです。

それもまた「自分らしく生きる」ことを導いた結果であるので、影響力を駆使したとも言えると思います。その頃には「離れるのは寂しいけれど、あなたの道を応援している」と送り出すこともできるようになっているのではないでしょうか?

女性性リーダーシップを持って、自分の楽しい姿を「ごめんなさい」ではなく、「ありがとう」という気持ちと、「あなたにもできるよ!」という見本になるような気持ちで導いていくこと。

これが今後のナオさんの目指す形ではないかなと思います。

宜しければ参考になさってみてくださいね!

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男性性のリーダーシップは誰も置いて行かない!という逞ましいリーダーシップ!でも女性性が豊かな方には少しパワー切れを起こしやすいリーダーシップですので、女性性のリーダーシップも意識してみてくださいね!

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