何がしたいかわからないけど、なんかしたい。そんな心のモヤモヤどうしたらいい?
姐さんカウンセラーの 根本 ゆかです。
今日は久しぶりの休日!好きなことができる!ってわかっていても、何がしたいかわからなくて、でも「何か」はしたい。
自分が好きなことってなんだったっけ?ワクワクを探すといいんだよね?と、自分が普段している趣味や、楽しみを「どれにしよう」と思い浮かべても、どれもピンとこない。
そんな時、「ひとまずこれでいいか」ってやってみても、思うように行かないで余計イライラしたり、または「これじゃなかったのかも。。」っていう不完全燃焼が残ったりすることもありますよね。
今日はそんな「よくわからないけど、なんかやりたいのに何かわからない」という時の感情についてヒントにしてみてくださいね。
何かやりたいのに何がしたいかわからないのはある感情を見逃しているから。
「何かはやりたい。むしろやる気だけはある!」「やりたい!って気持ちは高まっているけど、何がしたいかわからない。」という時、実はある感情があなたの心の中にあるのに、見逃してしまっているかもしれません。
それは、「怒り」という感情。
社会人になると怒り、悲しみ、悔しさ、辛さなど、一般的にネガテイブに分類されるような心情は極力顔に出さないように、態度に出ないようにと気を付けるようになります。
自分の怒りを抑え込むうちに「なんとも思わなくなった」という経験をあなたもしたことがあると思います。
働いていると「あー自分も成長したんだな」って思う一方で、その「怒りを感じない」という状況は時に、「怒りを抑え込んで感じないようにしただけ」という場合もあります。
それを続けていくと、自分の意識と感情が切り離されているような状態、つまり感情を認識しづらいような状態になることがあり、実際は怒りを感じていたのに、それに自分が気が付かないということがあります。
怒りがあるのに感じられない状況だと、この怒りを発散しようとやる気があるような感覚になるのですが、元は「発散が目的」なので、「何かしたい」と探す目的を「ワクワクするもの」「楽しいこと」として探してしまうと、「何かしたいけど何をしたいのかわからない」という目的の違いから、何がしたいか見えてこないように感じることがあります。
もしかして、私、怒ってる?と自分に聞いてみる。
「もし私が怒っているとしたら?」
「もしかして、私おこってる?」
と自分に聞いてみた時、「あれかも・・・」と浮かんでくれば、それをしっかり感じてみてください。
- 二、三日前に職場の上司から言われた何気ない一言に実はすごく引っかかっていたな。
- パートナーが最近あんまり構ってくれないのがなんか実は嫌なんだよな。
- 友達の連絡が素っ気なくて、前はもっと優しかったのに、なんなの?
ほんの些細なことかもしれないし、実は心当たりがあるけど見ないようにしていた怒りかもしれません。
でもそれを感じることにいい悪いはない、というのがカウンセリングでお伝えしている考え方です。
怒って誰かにぶちまけるというのではなく、まずは「あーこれが嫌だったんだな。」「これが寂しくて悔しかったんだな。」「自分だけ頑張ってるみたいで寂しかったんだな。」
だから私、腹が立ったんだな。
というところにまず気がつくだけでもOKです。
気が付くと意外と「あー別に何かしたいっていうか、このイライラをどうにかしたかったんだ・・・」とすんなり肩の力が抜ける時もあります。
怒りが原因だったとわかれば、通常の怒りを発散する方法で発散してみてもいいですし、自分の怒りをノートなどに散々書き殴るっていうのもOK。まずは自分の怒りと向き合うことをやると、「何かしたいけど何をしたいかわからない」というよくわからないモヤモヤした気持ちに名前がついて、どんな感情だったかが見えてくるので、それだけでも意外とスッキリするものです。
怒りを感じた後は、自分のやりたいことをやらしてあげる。
自分の怒りを感じなくなるくらい怒りを抑えている方の多くは、自分に厳しい側面があります。
感じなくなるまで「怒り」を禁止している状態なんですね。
なので、まず自分は何を感じてもいいし、自分を見張っているという状態から、自分自身を少しリラックスさせてあげるのも大切。
怒りを認識した後、改めて自分が思いついたやりたいことがあればやるのもいいのですが、ゆか姐のおすすめはここで「ハメを外せるくらい楽しむ」ということ。
カラオケだったら踊りながら歌う、クッションを叩いて発散しているなら声を出しながらやる、美味しいものを食べるなら好きなものだけを満足するまで食べる、眠るならとことん眠るなどなど、やり切る!っていうのがいいんです。
自分にあれこれ「こうしちゃだめ、あぁしないとだめ」と言ってしまうと、心の感度が鈍くなってしまうのも無理ないですよね。
自分を解放するというのは、自分に「許可を出す」ということ。
まずはやり切る!を意識し、そして「来週の休みに・・・」ではなく「今」やる!というのがおすすめです。
今後、怒りとはどう付き合っていく?
怒りっていうのは感情の蓋と言われる気持ち。
蓋ということはその下にもまだ感情があるんですね。なので、怒りは発散して終わり!というよりはその下の感情のケアまでできると、自分の怒りに対してどんな風に向き合っていきたいか?が見えてきます。
- 私は上司に褒めて欲しかったんだなぁ。認めて欲しかったのに、あなたならできて当たり前って感じで言われたことが悲しかったんだ。
- パートナーには、甘えたい。だからあんまり構ってもらえないと自分のことをもう愛してないのかもって不安になるんだなぁ。
- 友達の連絡がそっけなくて、今まで友情が一番だって思ってたのに、彼ができてもう私はいらないのかなって悲しくなっちゃった。
怒りの下にある「どんなことに悲しいと感じたか」、「どんな風に愛して欲しかったのか」を見つけられるようになると、そこから相手との一段深いコミュニケーションができていきます。
私はこういう人なので、こんな風に接してもらえると嬉しいです。
そううまく伝えられる人は、愛され上手になっていきます。それは周りがあなたにどう接するといいのか、いわば取扱説明書を渡すようなものだから。
よくわからない機械を触ってわかるより、ここのボタンを押してくださいね!ってわかりやすい機械だと、手にとってみようと思うこともあるように、
人はわかりやすいということに惹かれるんです。
怒りを抑えるのではなく、そもそもそうならないように自分の気持ちを知り相手にうまく伝えられるようになると、怒り自体をコントロールすることを少しずつ手放せるようになっていきますよ!
自分に対しての許可を出すというのが難しい方や、怒りの下の感情がよくわからないという方はカウンセリングを受けていくことで、自分の感情につながりやすくなります。
ゆか姐に初めて会って話すのは怖い!まずはどんな感じか話してみたい!という方は個別でもオンラインお茶会という形でお試ししていただけますので、一度お問合せフォームからお送りください。