【ココロノマルシェ】離婚後の2人。愛と覚悟
ココロノマルシェに寄せられたご相談
初めまして。お世話になります。
離婚後、数年たったのですが、突然、元夫が「離婚したのはあなたが原因だから責任とって」と言ってきました。「元に戻して」とも。
そんなの無理だし、初めは怖いと思ったのですが、コントロールとか仕返しとかではなくなんとかなると思っているようです。
でも、責任取れないなら子どもにこうなった原因を言うよ。と言われました。
この数年は、子どもと楽しい時間を過ごし、将来は1人でも幸せになると考えていた矢先のことです。
子どもをこれ以上悲しませるわけにはいかない思いが1番ですが、よく考えてみると、1人で生きていくのも2人で生きていくのもどっちでもできるなと。
でも、2人で生きていくには相当な覚悟が必要。そして愛が必要だと思うのです。
その覚悟がつかない私がいます。
離婚は今振り返ると相手のせいにしていた感が大いにあります。されたことは悲しかったし、譲れないこともあるけど、確かに原因を作ったのは私。
そして、私には家族関係の悩みと性に関する過去のトラウマも大きく影響してます。
そのときに根本裕幸センセイのブログを知り、自分の過去を振り返りまくっていたら、相手のことを考える余裕もなく、逆に私をわかって!と散々な態度をとってしまいました。
又、私はできるか、できないかで判断したり、基本ネガティブ。自分の感情に振り回されて、相手のせいにすることで自分を守ってきた感じがあります。もう元夫はそんな考えの私に嫌気がさしています。
『相手が悪いと思わず、感謝をしてみよう』と感謝の言葉を書き綴っていたら、涙が出てきました。そのときに相手がどう考えていたかを思い、自分を責める言葉や””私だって””と自分を守る言葉が出てきて、それに飲み込まれないように自分を受けとめる言葉を綴り…とあっちもこっちも大変です。
さて、私のこの涙はなんなのでしょう?
罪悪感?愛?
愛してないと思っていても、実は愛しているのか。
罪悪感をなくして愛していけるのか。
そもそも覚悟って難しい。
道標となる考え方ができたら、うれしいです。よろしくお願いします。
I’zuさん
何か起きた時、それをどんな風に解決したいか?から、あなたが決めることができるんです。
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
I’zuさんが何か悩んだり問題に向き合うとき、どんな風に解決するかから決められるとお話ししたら、どんな風に感じられるでしょうか?
こうせねばならない。
こうすることが正しい。
それ以外の選択肢を使うには、この解決についてのそもそもの前提から私たちは自分で決められると言うことにも、意識を向けてみましょう。
そんな時におすすめなのは「まず自分はどうしたいのか?」という自分の心をまず最初に見るということ。正しい、そうしなくてはと思っていることも自分の気持ち。でも、それ以外にも自分の気持ちがあるのではないでしょうか?
子供のため、夫の希望。それより先に見るのは自分の気持ち。
- 元夫が「元に戻して」と言ってきたことが気になっていること。
- 子供をこれ以上悲しませたくないこと。
これらもI’zuさんの気持ちだと思います。
でもこの二つ以外にもI’zuさんの気持ちはあるのではないでしょうか?
- ここ数年子供との時間も楽しかったこともあり、一人でも幸せになれる。
- 元夫との生活に戻るには相当の覚悟と愛が必要って思っていること。
- そしてその覚悟がつかないと感じていること。
そしてその原因をご自身でいろいろ探ってみられたと思うのですが、心にはいくつもの層があるんです。なので、実際の私のカウンセリングに来られた際は、以下のようなご質問をさせていただくと思います。
- 一人で幸せになれるって感じるのはどうしてですか?今、感じている幸せな瞬間ってどんなものがありますか?
- 元夫との生活に戻るのに、どうして覚悟が必要と感じたんでしょうか?どんなところに、どんな覚悟を必要だと感じておられますか?
- 愛も必要だと思ったのはなぜでしょう?この愛はどんなことを指していますか?例えばこう言うことをすること、こんな風に過ごすこと、こんな気持ちでいることなど、行動や気持ちなどを踏まえて、思いつくものでいいので教えてください。
- 元夫の「元に戻して」と言う言葉は「よりを戻したい」と言う意味なのでしょうか?それとも他の意味に捉えられそうだと言うところはありましたか?
- 覚悟と愛が必要と思っていたのに、一人でも二人でも生きていけると思ったのはどうしてですか?生きていくことと、結婚生活との意味の違いや考え方の違いについてどんなことが違いなんでしょうか?
- 家族間の悩みと性の問題についてあるものの、今回の結婚に踏み切った時の気持ちはどんなものがあったんでしょう?(答えられる範囲で結構です)
- 家族との問題については現在も進行形で続いていると感じていらっしゃいますか?
- トラウマのカウンセリングなどは受けたことがありますか?
- 家族問題についても別のカウンセリングなど、受けたことがあれば教えてください。
など、こんな風にいろいろお聞きするかもしれません。
ご自身でも書かれている通り、できるかできないかで考えてしまうことの中に、触れられたくないと感じる部分ももしかしたらあるのかもしれません。
しかし、答える答えないに関わらず、一度はこのようにお聞きすると思います。もちろん答えたくない場合は答える必要はありません。
ただ、この心の面の痛みを見ずに今までなんとかしようとされてきた部分もおありだと思うんです。だからこそ、「できるできない」「こうした方がいい」と言う思考で結論を出すという形を選んでこられたんだろうと思います。
そうせざるを得ない部分があったんだろうと思うんです。
でもその心の部分をおいて、覚悟ってできるものでしょうか?
覚悟っていうのは頭で決めることはできませんよね。きっと心で納得するからできること。だとしたら、心が納得していない理由をまず、自分の心に問うところが必要になると思うんです。
感謝ワークをされていた涙の前に、I’zuさんはご自分の心に問うということをしたことはあるでしょうか?きっとそこから涙の理由が見えてくるのではないでしょうか?
自分でやらずにカウンセラーに頼ってみてください。
そしてここからがとても大切なことなのですが、きっと「自分で自分の心に問う」ということをやりたくなると思うんです。
そっか!私の気持ちに聞いたらいいのね!
そう思いますよね。ただここで、無意識の作用についても理解しておくと、心に問うことの難しさをご理解いただけるかと思います。
それは「自分では無意識に聞いてほしくないことや見たくない答えから目をそらしてしまう」ということ。
これは何も「悪いことをしているから」というわけではありません。
いい、悪いではなく、痛いから、辛いから、悲しいから、寂しいから、それを知ってしまったら自分が自分でいられなくなるから。
そんな様々な理由で、無意識は心の防衛作用として、質問をずらしてしまったり、全く答えにならない回答をしようとしたりするんです。
だから一人でやるのがすごく難しいんですね。
なのでI’zuさんが「話しやすい」「落ち着いて話せる」「どんなことも聞いてくれそう」そう感じるカウンセラーをまず探してみてください。
ココロノマルシェをはじめとして、様々なカウンセラーのブログを読んでみて「あってみたいな」と思う方がいたら、お茶会やセミナーなどで実際会いながら、自分と話が合うかもしれないと思える人を見つけて、その方に一緒にサポートしてもらいながら、自分の心に問うということをしてみられるといいと思います。
そうして心が本当はどんなことをしたいと思っていて、どんなことをしたくないのか?を自分で感じながら決めることが「覚悟を決める」ということにつながっていくことだと思います。
どちらに覚悟を決めてもいいと思います。元に戻す、戻さない以外にも、もう少しやりたいようにやって様子を見るでもなんでもいいんです。でもそこに「自分の納得感」というものがないと前に進んでいる実感というものは得にくいだろうと思います。
是非一度、自分の話を話せそうな人を探すということからチャレンジしてみてください。頭で決めてしまう癖がある人ほど、まず「直感を使う」ということを意識してみて何度もトライすると、元々持っていらっしゃる感受性の高さや女性性の豊かさなどを使いやすくなります。
どういうところに自分の女性性を使って、どんなところに自分の男性性を使っていくのかをわかってくると、自分の感情に振り回されるということも少なくなっていきますよ。
そんな私は実は2023年10月1日に東京にてお茶会を開催致します。
気になる方はこちらの記事をチェックしてみてくださいね。