「こうしたら?」と言いたくなった時に、私が立ち止まる理由
「その恋愛、やめた方がいいんじゃない?」
「そんな職場、早く辞めたら?」
大切な人が悩んでいる時ほど、 私たちはつい“正しい答え”を渡したくなります。
私自身も、長い間そうでした。
心理学を学べば学ぶほど、 「こういうことなんだよ」と伝えたくなっていたんです。
でも最近、 少し違う感覚を持つようになりました。
「こうしたら?」と言いたくなるのは、相手を大切に思うから。
カウンセリングを受けたり、本、動画などを見ていると「そうか!こう考えると楽になるんだ!」という素敵な考え方に出会うこともありますよね。
- あなたを大事にしない人からは離れてまず自分が自分を大事にする
- 自分の気持ちを優先する
- 嫌なことには「嫌だ」とちゃんと意思表示しても構わない
そんなことを見たり聞いたりして、気持ちが楽になった時、苦しい恋愛をしていたり、職場の人間関係で我慢を重ねている友人や親しい人がいたらついこう言いたくなりませんか?
「それ、もっとこうしたらいいと思う。」
「我慢をやめて、自分の気持ちを大事にしなよ。」
かつての私も相手をその苦しみから早く楽になって欲しくて、相手の笑顔を早く見たくて、すぐさま言っていました。
でも最近、伝える前に立ち止まるようになったんです。それは「相手のペースを信頼したい」という気持ちが芽生えたから。
正しさだけでは人は変われない。
自分の気持ちは大事にするに越したことはないし、嫌なことはちゃんと伝えたほうがいい。
これは「正しい」ことではあるのですが、「できることかどうか」はその人によって違います。そしてできない人にはできないなりのその人なりの理由があります。
でもきっと相手を思えばこそ、
「でもそこを頑張って抜けてほしい」
そう思う方も多いと思います。
そこさえ頑張れば、もっと楽になるのに!そう相手のことを願うあまり伝えたくなってしまう。
私も何度も両方の理由を理解していても気持ちが先走って伝えていました。
ではなぜ、今立ち止まるようになったのか。それは「私自身ですら、うまくいかないことを痛感しているから」だと思うんです。
これをやっても苦しいだけだとわかっていてもやってしまう中で見つけていく
私自身も、「もっとこうできたらいいのに」って思うことはたくさんあります。
もっと自分の魅力に自信が持てたら、もっと自分の言葉に自信を持てたら、世界が変わるんだろうなぁなんて思うし、友人たちからもたくさんの応援をもらっても、やっぱり怖いってことはあるなぁって感じるんですね。
だからと言って「しょうがないじゃない!」って投げやりにしているわけでもなくて、少しずつですが「どうして自信を持つのが怖いのか」の理由を紐解いてみたり、その自分を受け入れていく中で自分を知っていく最中なんですよね。
自分を自分自身が理解していくからこそ、「こうなってしまう自分も仕方ないとは思うけど、やっぱりここを抜けてみたい」っていう気持ちがあるから、何度もチャレンジできることもある、そう自分が体験するからこそ、「こうしたらいいじゃない」って言いたくなることがあっても、相手なりの「できない理由」も認めていきたい、そんな風に思うようになりました。
じゃぁ何も言わないでいいの?というとそうも思いません。
自分が楽になる方向性を知っているけど、相手のことを思って言わないほうがいいかというと、私はそうも思いません。
こう考えられたらいいけどできない相手と共に歩いていくことは、「黙っておく」ってことだけじゃないと思います。
「こういう考え方もあるけど、できない理由もあなたなりにあると思う。だからあなたが幸せになるようにいつも応援しているね」
そんな風に「私はこういう方向性もあると思うけど、できないあなたのことも認めているよ」というメッセージと共に「あなたの幸せをいつも願っているよ」っていうことも伝えることで、単純に「正しさを伝えることで相手を救おうとする」というところではなく、
あなたの幸せを隣で見守ってるからね、っていう相手を思う気持ちも伝えられるのでは?と思っています。
正しさより先に、魅力を伝える。
あなた自身も「こうしたらいいのに」って言われてできない自分を責めてしまう気持ちが出てくることもあるのではないでしょうか?
「わかっていてもできない私がダメなんだ。」
そう思っていると気持ちが萎縮するような気持ちになってしまうこともある。
でも今、完璧じゃない相手のこともあなたは親しくしたくなる魅力を持っている素敵な相手なんだと思うんです。そこを見つめていることも伝えられたら、正しさで相手を救う以上に、あなたの素敵な友人や親しい相手に本来の魅力を思い出してもらえるものではないでしょうか?
相手に「こうしたら?」と言いたくなったら
相手につい「こうしたら?」って言いたくなった時、相手の魅力をまずあなたから伝えてみてはどうでしょうか?
そして相手が自分にはできるかもしれない、自分もやってみたい、そう相手のペースで力を取り戻すことを信じて見守ってみる。
正しさを届けることも、もちろん優しさ。
でも、「あなたなら大丈夫」と信じて待つことも、同じくらい大きな愛情なのかもしれません。
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