目指すのは繋がりなのに、「一人でやれる方法を教えてください」って言ってませんか?
姐さんカウンセラーの 根本 ゆかです。
かつて私もこの罠によく落ちていたんです。
「もう一人で頑張りたくない」
「もっと自分のことを分かり合える人と出会いたい。」
「他の人と繋がるための、一人でできる方法ありますか?」ってやつに。
これ、罠に落ちてる時は「何にも違和感を感じない」と思います。
でもね。文章がすでにちょっと実はおかしいんです。
「私、親友が欲しいんですけど、一人で親友ができるための方法ありますか?」とか、
「私、パートナーシップ磨きたいんです!一人でできるパートナーシップ向上の方法ありますか?」とか、
誰かとわかりあうために「一人で頑張りたい」って、実はずれてしまっているんですね。
誰かとわかり合いたいのに、なぜ一人で頑張る方法を探してしまうのか?
先ほどから書いているように私ももともと一人でなんとかしたい人でした。
「一人で頑張りたくない、誰か自分をわかってくれる人が欲しい。」それはこの時の私もそうでしたし、おそらく今読んでくださっているあなたもそうなのかもしれません。
誰かと繋がりたい。
そう思うのになぜ「一人で何かする」という方向で探してしまうのか?
それは「一人で頑張るに至った経緯」がそうさせてしまうから。
つまり、本当の自分を理解してくれる人はいない、それなら私一人でやるしかないと思った経緯があったはずです。
かつて、家族も友達も同僚も自分の考えや思いを理解してくれなかった。
- どんな風に私が考えたのか聞いてもくれなかった。
- どれほど悲しかったのか、どれほど辛かったのか、その気持ちに寄り添ってもくれなかった。
- どれほど自分が相手のことを考えても、相手は同じように自分に返してくれることはなかった。
だから、私一人でやるしかない!
そう思った瞬間があなたにもあったのではないでしょうか?
もしくは中学生頃の思春期の頃だったり、ある時は社会人歴3年目くらいに、周りの人があれこれ教えてくれるところから、自分一人で何かを任されるようになり、自分のやり方でやってみたいと思うようになった時、
周りは「そんなやり方通用しない。」「もっといい方法があるから、こっちにしておきなさい。」などと、あなたに頭ごなしに否定的な言葉を伝えてきたり、或いは相談をしたのに「好きなようにやってみればいい。」と、今までの協力的な態度から一変して、冷たく突き放してきたりしたのではないでしょうか?
そんな経験を繰り返しすることで、あなたはひどく傷つき、こんな気持ちになるなら一人でやる!そう決めてしまったのかもしれません。
- こんな風に傷つけられるくらいなら、私一人でやった方がマシ。
- 私一人でやるしかない。
- 私一人でどこまでできるか見せてやる!
そんな気持ちであなたは「一人でやる」ということを選択し、今まで頑張ってきたんじゃないでしょうか?
だから、新しい望みが出てきた時、つい癖で「自分一人でやれる方法ってあるのかな?」って考えてしまうんだと思うのです。
今までそれでやってきたし、やってこれた。どうせ理解者がいないのならと始めたことだったけど、その後どれだけ辛いことも、どれだけ苦しいことも自分は一人で越えてきた。
だから、今度も一人でやれる。
私一人ならやれるはず。
そう思っているかもしれません。
しかし、「他者との繋がりをもつ」ということについてだけは、実は一人でやらない方がいいんです。
自分以外の人とつながる方法を見つけるために、自分だけを見つめるよりも有効なこと。
何度も書いているように、もともと私も一人でなんとかしようとしてきました。
「一人でもここまでできる」って思って発信していたこともありますし、今もその方法が全く無意味だったとは思っていません。
自分自身を突き詰めてみていくことは、他者との繋がりにおいて大切な部分を知るきっかけにもなるし、そもそも自分ってどういう人なのか?という認識は実は案外ずれているものだということにも気がつくこともありました。
でも誰かとの繋がりを考えた時、圧倒的に早いのは「誰かと繋がりたいなら、自分以外の人に助けを求めること。」でした。
シンプルに考えれば誰かに助けを求める時点で、実はもうその誰かとの接点を持つことになります。
なので、繋がりのきっかけになるわけですよね。だから一人であれこれやるより圧倒的に早いということについても、違和感は感じにくいと思います。
ただ、あなたはこうも思ったのではないでしょうか?
「でもそうやって助けてって言ってきたのに、今まで誰も助けてくれなかったじゃない。」
そうですよね。今まで一人でやりたくてやったことだけじゃなかったはずです。
- 本当は手伝って欲しい。
- 本当は辛かったよねって一言、自分に声をかけてほしい。
- 本当は自分の味方になって欲しい。
そう思ってきたことがなかなか伝わらなかったり、伝えても思うような反応が得られなかったから、あなたは一人で頑張ってきたんだと思います。
だからこそ、「もう一度自分以外の人に助けを求めるなんて冗談じゃない。」って思ってしまうのも無理ないことだと思います。
それも一つの心の抵抗感として、誰かに助けを求めるくらいなら「自分一人でやれることを探したい」と思わせてしまう要因になります。
じゃぁどうすれば、自分以外の人に助けを求められるようになるのか?
今まで散々傷ついて、自分の理解者ができることへの希望が持てなくなっている状態で、どのように人に助けを求めればいいのでしょうか?
その人物を探すには、ある一つのとても大切な条件をあなた自身が超える必要があります。
それは「もう一度、人を信頼しよう」と決めること。
一人で頑張ることを始めた頃のあなたは、「もう誰も信じない。」そんな風に考えてはいなかったでしょうか?
- 誰も私を理解しないのであれば、私も誰も理解しない。
- 自分の道を理解できない人ならいらない。
そんな風に人との心理的距離を遠ざけるような気持ちを持ったのではないでしょうか?
そこからまた人と繋がるためには、まずその遠くなってしまった距離を縮めようとするところから始めなくてはいけません。
ということは「あなたがまず相手を信じる」ということが重要になります。
こう言われると、きっと「嫌だな。」「怖いな。」と感じるかもしれません。
あなたが信じて欲しい人から始める必要はないんです。またこの人を信じていいんだろうか?という人を頑張って信じようとしても、抵抗感はなかなか抜けていかないもの。
まずはカウンセラーに相談してみてください。
カウンセラーも自分以外の人、ですよね。
「自分一人でなんとかやる方法を!」と相談するのではなく、「どうしたらまた人を信用できるようになるのか?」をカウンセラーと一緒にやっていく。
この過程がすでに、人を信じるというリハビリのようでもあるし、また「理解者がいる状況」に馴染むための期間でもあるんです。
大切なのは自分がどうしたいかを自分で決めること。
癒しを扱うカウンセラーという職を聞くと、「どうにかしてくれる人」という印象が強いかもしれませんが、実は一番最初に「どうなりたいか?」を描くのはあなたなんです。
- あなた自身がどうなりたいのか?どんな状況になることをゴールにしているのか?
- どんな人と繋がりを感じたいと思っているのか?
- どんな時に分かり合える人が欲しいのか?
それらを描いていくのは「あなた自身」です。
なので、まずあなた自身がどうしたいのか?を決める必要があります。
また人を信じてみよう。と思うなら、それだけでいいんです。「信じると決めた!」と思っていても途中で怖くなることもあるし、やっぱり怖くて進めないと思うことがあっても大丈夫。
そこを共に歩んでいくのがカウンセラーです。まずは「自分一人でなんとかすることを手放すと決めてみる。」そこから始めてみませんか?
ゆか姐に初めて会って話すのは怖い!まずはどんな感じか話してみたい!という方は個別でもオンラインお茶会という形でお試ししていただけますので、一度お問合せフォームからお送りください。