【ココロノマルシェ】男性からのマウンティング
ココロノマルシェに寄せられたご相談
初めてご相談させていただきます。
私はアラフォー独り身の隠れ武闘派女子です。
職場で男性上司と男性で年上の同僚から陰湿な嫌がらせを受けて心身共に疲れ切っています。
自分で言うのも何ですが、私は仕事ができる方だし見た目も良い方です。狭く深く人付き合いをするタイプで、職場ではほとんど自分の話はしないし話しかけられて返す以外は私語もほとんどしませんので、キレイでしっかり者だけどキツそうで取っつきにくい、と思われがちです。
ですが実は、愚痴も悪口も批判も言わないし、情にあつく素直でよく気がつく、人を(男を)立てる優しい女です。笑。一緒に仕事をするなど私とある程度関わった人は、そんな実のところをわかってくれます。わかってくれるのは大人しかったり優しい、どちらかと言うと草食系、文系男子達が多い気がします。
今の職場でもそうなのですが、私は学生時代からそのコミュニティ(部活動、職場)でお山の大将的な存在の男性にとても気に入られます。
自分で思う理由は、見た目も良いし気遣いできるし、素直で従順だからだと思います。彼らにとても可愛がられ“ファミリー”の一員(子分?)として熱烈歓迎されます。私はグループに属したくないタイプなので、常にそのつもりはないのですが。。
もともと私には彼らに属している気が無いので、彼らの敵対者やライバルと普通に付き合いをしたり、彼らとよりも仲良くなったりすることもあります。そうすると彼らが『裏切った、飼い犬に手を噛まれた!』とばかりにものすごい嫌がらせをしかけてくるんです。“可愛さ余って憎さ百倍”って感じです。
彼らは私に対して、自分達に都合の良い勝手なイメージを抱くようで、その作り上げたイメージから外れることが起きると『裏切られた!』と勝手に恨みはじめるようです。男の嫌がらせって、ほぼパワハラで陰湿で陰険でしつこくて。。ほんと毎回メンタルやられます。。
他にも年齢の上下問わず、主に男性で我の強いタイプやプライド高い系、かまってちゃん系によくマウンティングされます。これについては、私は基本的には表立った批判はしないけどかと言って良しと思わなければ大人しく従わないし、めんどくさい人は基本的にスルーしているのが原因なのかなと思っています。
今の職場では、部署のNo.1と2からまた『飼い犬に手を噛まれた』系で嫌がらせを受けるようになったので辞めようと転職活動中なのですが、仮に転職が決まっても、次でも同様のことが起きるのではないかと思っています。なので、できれば今の職場でこの“課題”をクリアしてスッキリしてから次に行きたいんです。
私は彼らにどんな対応をすれば、嫌がらせなんかのナメたマネをされなくなるでしょうか?
私の中のどんな思い込みがこんな状況を引き寄せているんでしょうか?
アドバイスいただければ幸いです。
ちょっと嫌なことがあっても、つい「人とは愛で繋がろう」としていませんか?
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
ももさん、はじめまして。
今回の投稿から半年以上経ってしまっているので、もう新しい職場に移られているかもしれませんが、書いていらっしゃるように、また次の職場で同じようにならないために、参考になればと思い、お答えさせていただきますね!
さて、職場にはいろんな方がいて、仕事にやりがいを感じている人、お金のためと割り切っている人、楽しく働いてる人、辛くて毎日やめたいと思いながら他にやることもなくきている人、いろーんな人が働いています。
まず、その上で知っておいてほしいことがあります。
それは、攻撃的な人や支配欲が多い人ももちろんいること。
なんとなく、思い浮かぶ人が会社に一人二人いたりするものだとは思いますが、実際にはもっと多かったりすると思うんですよね。
そもそも攻撃的になるポイントが人それぞれに違うので、会社では怒らないというだけの人もいるかもしれません。
また会社を作る男性社会の多くは縦社会と呼ばれる、上下関係がはっきりしている社会構造になりやすいものです。そのあたり、横のつながりの多い女性社会との構造の違いもあると思います。
そんな中、男性の多くは小さい頃から我慢を強いられるなどは、この縦社会に対応するための一つのスキルでもあったのだろうと私なんかは想像しておりますが、ももさんはどうですか?
少し前置きが長くなりましたが、そんな縦社会に生きる男性の中で、上に立つ男性の心理ってなかなか女性には理解しづらいものがあると思います。
ただこれについては、理解したければすればいいし、したくない!知りたくもない!というならそれでも問題無いと思います。知っておくと理解はするけど、共感できるかというと難しい部分もあると思います。
ただ、ここからが大切です。
その上にいるタイプの男性が攻撃的であり、また支配的なタイプの場合、無関心で距離を置くこと。
ここを、女性で且つ気がきくタイプだと、愛想笑いをしたり、なんとなく気を回して相手に対して歩み寄るようにもとれる行動をとってしまうことがあります。
これについては、ももさんの魅力でもあり、ももさん自身の素敵なところだから、一度仕事した人たちがファンなるんだろうと思います。
加えて、美しく、仕事もできる!となると、ますますその魅力は輝いて見えると思うんです。
そんな人が、自分の思い通りにならない、それが攻撃的なタイプからすると、腹立たしいわけです。分別ある成熟した男性なら、そこを苦々しく思いつつも、自分の感情をコントロールするかもしれません。もしくは、腹を割って話すなんてこともあるかもしれません。しかし、ももさんの今の上司や同僚の方はおそらくそうではなく、自分の正論にそぐわない、つまり、ももさんが悪だ!だから攻撃して構わない!そういう理論を作り上げて、攻撃することを自分に正当化している状態だと思います。
そんな人にあゆみよりに見える対応が危険な行為になることは伝わりますでしょうか?
ももさんの魅力が、ここでは逆に反応してしまうんですね。こいつはオレより弱い!オレの方が正しいし強い!わからせてやるんだ!と、相手はさらに攻撃をしてくる場合があるんです。
ここからは私がお勧めしたい考え方です。
私はそのまま相手に対して無関心な態度や、煙に巻くような正面衝突方法ではなく、やんわりと相手の中から自分をターゲットから外すという方法をお伝えしたいなと思います。
どういうことかというと、まず攻撃的な方の前に正面突破しても、おそらく疲れてダメージが大きいだけで決着はつきません。
それは、男性側の目的が「攻撃」だからです。言葉ではお前がわかってないから教えてやるんだ、これが会社として正しいのだ!などというかもしれません。しかし、本当の目的は、「攻撃」の場合が多く、そのための後付けの理論にすぎません。
ならば、ただ正面から受けるのは終わりなき戦いに加勢していることと同じこと。
それよりも、こいつは何を考えているか分からない、こいつに関わるのはやめよう!そう思わせる方がももさん自身にはいいのではないかと思います。少なくともももさんは、攻撃が目的ではないからです。
では具体的にどうすることがいいのか?
それは、相手に反応しすぎないことが大切です。
気がきくタイプでおそらくコミュニケーションも適度な距離をキープできつつも周りから好かれるももさんですから、能力は高いと思います。
ですが、ここではアルカイックスマイル程度の微笑み(歯が見えないような仏像のような微笑みですね!)で反応はするが、受け答えもはっきりとはさせず、「沈黙」をうまく使うこと。
実は人は相手が何を考えているかわからないと怖さを感じるんです。
全くの拒絶は、攻撃として認識されますが、反応はするが受け答えが曖昧で、言葉が続かないと、人はなんとなく相手に対して何を考えているか分からず、なんとなく怖さを感じるんですね。
何を考えてるんだろう?
何がしたいんだろう?
という部分を見えづらくするというニュアンスでしょうか?
そういう部分を意図的に作り出す。
これが具体策になります。
自分がどんな思い込みがあるからか、という部分についてはおそらく罪悪感や、愛で繋がろうとする部分も影響していると思います。
しかし、この場合まず第一には自分の身を守る方法を知る方が重要ではないかと思い、具体策を書かせていただきました。
マウントを取られていることはなかなか相談しづらい案件です。
勘違いしてる、自意識が高いなど、相談したのに帰って傷つく言葉を返されることもあります。
まずは自分を守る方法も試してみられてはいかがでしょうか?