【ココロノマルシェ】長い付き合いの友人が変わってしまった
ココロノマルシェに寄せられたご相談
25年来の友人について、ご相談させて下さい。数年前から人付き合いや、お金使いが荒くなり心配です。
友人は慎重派で堅実、大人の考えを持っている人で、お互い悩みを話せる関係でした。程良い距離感で、仲良くしていました。
10年前、友人は婚活に励んでいましたが、色々傷つく事があり、一旦休止して3年前からアイドルの推し活をしていました。
その推し活開始から、段々様子がおかしくなりました。毎月出費が多くなり、アイドルが売れ始めてきたら直接会話できるイベントが少なくなるからと、給与1ヶ月分以上の出費をしていました。
そこまでならまだ良いのですが、ファン友とトラブル、リスクがあるグレーゾーンな事をしていたり、また私にも無茶な事を頼んできた為断りました。とてもショックでした。
友人は彼氏がいますが、彼氏に対しても同様の頼み事をしています。他にも彼への要望や試し行為が強く、彼氏というより便利道具のように接していてモヤモヤします。
「毎回デートで割り勘なんてあり得ない」
「〇〇(ブランド品)欲しいけどあの人に言っても金銭的に買える訳がない。無駄」
「彼氏に誕生日プレゼントあげたのに、私は貰えなかった。普通ケーキとか渡すでしょう?お祝いの言葉も当日じゃなくて、翌日おめでとうって言われた。あり得ない、根に持つわ。嫌味言いたい」
「彼氏に欲しいものは?と聞かれて、チケットかお金って答えた。お金なら何でも買えるし」
色々戸惑いつつ、いやいやこうかもよ?とそれとなく教えてはいたんですが、ありえないの一点張りで、寄り添いや思いやりがなく、私自身も彼女にイラっとしました。同時に凄く悲しくなりました。こんな子じゃなかったのにな…と。
友人は不安で推し活しているから辞めたい、ホストにハマっているようなもの、でもやめられないと自分で言っていました。
出来るだけ距離を置いて、たまに話す時には当たり障りのないように話しています。私は既婚、彼女は未婚なので、出来るだけ私生活や旦那の事は話さないようにしています(別の人が子どもの話しをしたら、マウントだと言われたそうなので…)
友人が他人を利用したり、見下しているのは不安から来ているのでしょうか?心理が知りたいです。また良い接し方があったら教えて頂きたいです。
宜しくお願いします。
めいさん
最近変わってしまった友人の変化について、心境の変化を知りたくなるのですが、その時もまずみて欲しいのは自分の心。
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
めいさんは「25年も自分と友人は程よい距離感にいて、なんでも話せた」と感じていた分、その相手が様変わりしてしまった時、「どうしてそうなったの?」「どうすれば私たちは前の友達関係に戻れるの?」と、気になりますよね。
ただ、私のカウンセリングでは、そういう時も「どうして変化した友人に、自分の心を乱さられるのか?」と、自分の心の方に注目していきます。
「私は変わってないから、問題は私じゃない!」と言いたくなるのですが、まず物事をどう捉えるかは「自分の視点」を通して見ていることなので、自分を知ると友人関係についても見えてくるものがあるんです。そこからめいさんの書いてくださった「相手とのいい接し方」についても見ていくことができます。
友人と友人の彼の関係性を見てモヤモヤするのはどうして?
めいさんは友人から彼とのお付き合いの馴れ初め、そこからのデートの内容や、現在どんなお付き合いをしているのかなど、いろいろ聞いていたのかもしれませんね。
一度婚活で傷ついたこともあり、変な男に友人が騙されてやしないか、また傷つくことはないか?と心配もなさっていたことでしょう。友人の方が婚活を始める前からの彼氏なのか(彼に結婚する気がないので婚活を始めたなど)、それとも婚活を一旦お休み中に出会った彼なのか、そのあたりは書いていないので、わからないのですが、友人と彼の関係性について、見ているとモヤモヤするのは「めいさん自身」なので、ここでつい「どうして友人はそんな態度を彼に取るの?!」と苛立ちつつも友人を心配し、理解したいと思う「めいさん自身」についてここでは見てみましょう。
- 友人の自分にも、彼にも無茶なお願い事をしている
- 「毎回デートで割り勘なんてあり得ない」
- 「〇〇(ブランド品)欲しいけどあの人に言っても金銭的に買える訳がない。無駄」
- 「彼氏に誕生日プレゼントあげたのに、私は貰えなかった。普通ケーキとか渡すでしょう?お祝いの言葉も当日じゃなくて、翌日おめでとうって言われた。あり得ない、根に持つわ。嫌味言いたい」
- 「彼氏に欲しいものは?と聞かれて、チケットかお金って答えた。お金なら何でも買えるし」
このあたりがイライラポイントとして書いていただいたかと思うのですが、これは言い換えると「彼=便利なお金を出してくれる人」として見ていることにイライラしているとも言えますよね。
お金を出してくれないなんてありえない!そんな風に友人が言っているように感じるから、めいさんはこんな子じゃなかったのに・・って感じたんですよね。
ということは、ここからめいさん自身の捉え方を見ていくとすると、「自分以外の人から簡単にお金だけをもらうことはありえないこと」もしくは「誰かをお金との繋がりでしか考えられないなんてありえない」と感じてい流ということ。
つまり「お金」についてのめいさん自身のこだわりや、価値観というものがここにあるんですね。「お金」と言ってもいいし、「人との関係の中でのお金」と限定した方がわかりやすいかもしれません。
でもどちらも「お金」にまつわるものだということ。
ここでめいさんがどんな風に「お金」を見ているのか?で、お友達にイライラする原因が見えてきます。
- お金は毎月きちんと貯金しながら自分の手にしている中でやりくりすべきものだ。
- お金は他人からもらうものではない。
- お金を給料のひと月以上をただのアイドルの追っかけに使うことはダメなこと。損してる。
- お金で得た愛は嘘の愛。
- 愛や人柄などより、お金を重視する価値観は間違いだ。
など、おそらくもっと書き出すとたくさん出てくると思うんですが、この辺りを読んでいても違和感を感じず、むしろ「みんなそうでしょ?」と感じることかもしれません。
このあたりの価値観を持つ人は確かに多いと思います。親の代、祖父母の代からそんな風に聞かされていた、「お金の切れ目が縁の切れ目」なんて言葉も聞いたなどあるかもしれません。
ただ、お金のワークできっとこんなことも聞いたことがあるかもしれません。「お金は本来ニュートラルなもの」。つまり「そこにどんな価値観を乗せるかは自分次第」。
なのでイライラした時は、「私はこういう価値観があるんだな」と気が付くポイントにもなるのですが、ではこれを知った後、このイライラをどうすればいいのでしょう?
自分の価値観は自分のもの。他人の価値観は他人のもの。だから「自分と未来を変えられる」。
「他人と過去は変えられない」と聞いたことがあるかもしれませんね。私個人としては、その辺りも全て「自分がどう捉えられるか?で、自分が見る全てのものが変えられる」と思っています。
ですが一般的には変えられないものの代表的なものに、他人と過去が出てきて、反対に変えられるものは自分と未来と言われているので、そこから見てみましょう。
先ほどなぜめいさんが友人にこんな人じゃなかったのに・・・とがっかりしたか、その理由の一つはめいさんのお金の価値観、そこから人間関係の中のお金の価値観に引っ掛かることが多いからだとわかりました。
そうお話ししているとおそらくこんなことが浮かぶのではないでしょうか?
「でも友人も、不安からホストにハマっているようなものだから辞めたいと言っている。」
お金を使っても、その時は楽しいしアイドルを近くに感じられる。でもイベントが終われば、日常が広がっている落差ってすごく大きいので、その時は「こんなにお金を使ったのに」という思いから、そんな言葉も友人から聞かれるかもしれません。
めいさんの大事な長年の友人がそんな風に話せば、「なんとかしてあげたい。」、そういう思いが出てくるのも無理ないことですよね。
でも、その不安をめいさんはどのくらい一緒に解決したいんでしょう?
25年続いた関係性の中で、「程よい距離感」と書いてくださっていましたよね。この「程よい距離感」というのが、人によって様々なので、カウンセリングであればその辺りをお聞きしたいなと思います。
1シーズンに1回、年4〜5回会うくらい、もしくはたまにひと月2〜3回会う時もあれば、その後ぽんと半年開いてもまた普段通り会える。もしくは、間の2〜3年は子育てに忙しくて連絡は取っていたけど会っていない、そんな関係性かもしれないし、もっと毎月会うけどお互いの近況報告をする感じで、さほど相手のことに深入りしない関係かもしれません。
どの距離感も、そこまで親密に相手と繋がっている距離感ではないのでは?とも感じます。お互いに自分の中の事件については聞き合うけれど意見を言い合わない関係のような、ある程度お互いに不可侵条約があるような関係性。
だとしたら、お金の無心や無理難題を持ってこられると、その不可侵条約が破られていくので「どうして?」とより感じやすいのかもしれません。
なので、「良い接し方」というのもその当時の心理的な安全を保った接し方を指していらっしゃるのかもしれません。
でもここで友人は不安で現在推し活にハマっている状態なんですよね。
それを「どこまで自分は関われるのか?」ということは自分で決めておかないと、彼女を心配する気持ちと自分に無理難題を言ってくる煩わしさで、振り回されているように感じてしまう。
なので「めいさんがその友人と今後どこまで関わっていきたいのか?」というのは、一度自分で振り返ってみても良いかもしれませんね。
その気持ちの整理については、カウンセリングであれば私が質問をしながらそのボーダーを一緒に探していくような感じになると思います。
そうやって、自分と友人との関係をもう一度選んでいく。
そのきっかけとなることなのではないでしょうか?そのためにはまずめいさん自身がどこまで友人に対して近づいていきたいと感じているのか?が、これからの関係性の決め手になってい区はずです。
よろしければ参考にしてみてくださいね。
友達やパートナーとの関係が変化したと感じた時、つい「前の関係性に戻りたい」と感じますが、変化したということはすでに別の形を模索するタイミングであるということが多いです。なので、改めて自分がどうしていきたいか?をその都度、じっくりみていくのがおすすめです。自分一人で抱えなくても大丈夫。カウンセラーに相談しながら進めてみてくださいね。