【ココロノマルシェ】良いクライアントをやろうとしてしまいカウンセリングが苦しくなります。
ココロノマルシェに寄せられたご相談
カウンセラーとクライアントの関係について相談です。
私はあるカウンセラーさんのカウンセリングを定期的に受けつつ、この人のカウンセリングを受けて見たいとピンときた人のカウンセリングも受けたりしています。
カウンセリングを受けるときに
私は時間が気になって仕方ないのです。
時間がオーバーしないか、
セッションをどう終わりにしたらいいか
そんなことを考えながら話をしています。
つまりは、カウンセラーさんから
嫌われたくないとか、良い?クライアントでいたいとかそういう意識が働くのだと思います。
特にどのタイミングでセッションを終わりにしたら良いのかすごく悩みます。
カウンセラーさんから
「時間なので終わりです」とピシャっと言われることが怖くて、寂しくて、自分からセッション終わりにしようとしているのだと思います。
時間なので終わりと言われると
何か拒絶された感じがするし、
今まで親身に聞いてくれたのは
なんだったの?と寂しくなるし、
本当はもっと話を聞いてほしいのにと
依存的になるし
結局、お金を払わないと
私の話を聞いてくれる人はいないとか
自己肯定感低め安定の自分が登場します。
セッションの後に
お金を払うという行為も苦手です。
『はい、時間です。では、○○円です。
(お買い上げ)ありがとうございました。』
みたいなビジネスライクに傷つくように
感じることもありました。
カウンセラーとクライアントの関係が
親子関係の再現になると、
どこかで見た気がします。
セッションを終わりにするのが苦手だったり良いクライアントをやろうとしてしまい
カウンセリング自体が苦しくなってしまいます。
どうしたら良いのでしょうか?
マルちゃんさん
人はそれぞれに違うからいいんです。
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
マルちゃんさん、はじめまして。
マルちゃんさんのご相談を読んで、とっても心根の優しい方なんだろうなぁ、愛情の豊かな方なんだろうなぁと感じました。
自分以外の人に対して、とても気遣いができる方だからこそ、疲れたり愚痴をいう時にカウンセリングをお使いなのかな?と思うのですが、そんなカウンセリングの場ですら、カウンセラーへの気遣いが出てしまうんでしょうね。
きっと、普段からたくさんいろんな人のいろんな気持ちに敏感な方なのだろうと思います。
さて、そんなマルちゃんさんが、せっかく代金を支払い、相談しているのに、本心からのびのびと自分の気持ちを話せない。そんな状況は、とってももったいないな、って思うんです。
きっと、今までも他のお店で同じように買い物しても、不良品に対して「お店で選んだのは自分だから…」とか、「わざわざいうまでもないし…」なんて、本心を飲み込んでないでしょうか?
カウンセラーと私は別の人、だからこそできることがあるんです。
カウンセラーとは、その名の通り心の勉強や自分の痛みと向き合った上で、カウンセリングという場を選んだ人たちです。
なので、人の痛みを知ってる人が多いし、寄り添いたい!力になりたい!そう思う人も多いと思います。
しかし、そこは人それぞれに表現方法も違うし、クールに見えて実はすっごくクライアントさんのことを考えているカウンセラーさんたちもたくさんいると思います。うちの師匠がいい例ではないでしょうかね?笑
そう、人はそれぞれに違うからこそいいんです。
カウンセラーにはカウンセラーの、マルちゃんさんにはマルちゃんさんの価値観があると思います。なので、マルちゃんさんが見ている世界とカウンセラーたちが見ている世界場そもそもが違う可能性があります。だからこそ、力になれることがあるんだと思うんですね。
私たちカウンセラー仲間同士でも、同じお話をお聞きしても、捉え方は色々あるし、表現方法を入れれば本当に多様性があるわけです。
なので、マルちゃんさんと「合う」方、「合わない」方があると思います。
なので、まずは違いがあるからマルちゃんさんらしくしてることでしか、正解ってないんだと思うんです。
マルちゃんさんらしくいてくれる方が、私たちカウンセラーからしても、マルちゃんさんのことがちゃんと見えるから。
ただ、らしくあるって難しく考えないで「今のままでいい」とひとまずは思っていただいていいと思います。
その上でそのままのマルちゃんさんを伝えてください。
「時間なので終わりです!って言われるのドキドキしちゃうんです」ってことも、「お金だけの関係なのかなって感じちゃう」ってこともです。
それも大事なマルちゃんさんの心の情報です。
お金に何を載せてるんでしょう?
お金はそもそもニュートラルなもの、ただの紙切れだともいえます。
そうはいうものの、子供がメモ用紙のように落書きして、笑ってみていられる親はなかなかいないし、それこそお年玉なんかをあげるこの時期、金額とかいろんなことで足並み揃えようとしたり、いろんな感情がのりやすいのも事実です。
「はい、いくらです!」の後に、なんとなく「さようなら」という言葉が続きそうな感じだなと相談文を読みながら思っていましたが、ご自身ではどんな感じがしますか?
もし、上のように「お金を渡したらそれで終わり」と思っているとしたら、「お金」ってなんだと思いますか?
「お金とは?」と聞かれたとき、どんな言葉が入るんでしょうか?
一度、思いつく限り書き出すというのをやってみてもいいと思うんです。
「お金とは?」 大事なもの、紙、などの答えでもいいですが、例えば冷たい、温かい、安心、など、感覚的なイメージがあればそれも書き出してみてもいいのではないでしょうか?
それだけでも「あー、だから、こんな風に感じたのかも!」という答えが見えてくるかもしれませんね。
ただ、その「お金」が、よくないイメージだった時、もしくは「奪われる」などのネガティブなイメージだった時、そのままにしておく方がいいか、書き換えるのかはマルちゃんさんが「選べるんだ」ということも、知っていて欲しいなと思います。
ちなみに私の「お金とは?」は、「欲しいものや経験と交換できるチケット」です。あったら嬉しいけど、チケットだけあっても仕方ないですよね。なので、私は自分の好きなものや好きなことに使います。
そうするとお金のイメージもポジティブなものに変わってきます。お金が自分のために動いてくれることで、私の欲しいが叶うということを経験として重ねていくわけです。
ですので、使い方を見直してみるということも一つご提案したいなと思います。
委ねられそうなカウンセラーがいたら、思い切って甘えてみてください。
人と人とは相性ってすごくあるので、「この人なんだか話せそう!」そう思えるカウンセラーを選ぶことは、何より大切です。
「自分の悩んでいる分野の専門家だから」
「近くて通いやすいから」
「日にちが合うから」
も、もちろん大切ですが、専門外であっても、他のカウンセラーと話ができるセミナーや無料イベント、私のように無料カウンセリングなんかで話すタイミングがあれば、実際そのカウンセラーとお話ししてみて、「この人なら話せそう!」と思ったら、そこに飛び込んでみてください。
「専門外かもしれないのですが、〇〇についてお聞きしたいんですが、いいですか?」などとお聞きして貰えば、カウンセラー側からいろんな回答があると思います。
専門外であっても自分で受けてくれる人もいるだろうし、その悩みの分野ののスペシャリストを紹介してくれるカウンセラーもいるだろうと思うんです。
自分とフィーリングが合うカウンセラーに聞けば、同じように空気感の似た人を紹介してくれやすくなると思います。
今までのご提案について「それでも、そんなこと言えそうにない」という時は?
今まで3つ、お話をさせていただきました。
- 価値観は人それぞれ。マルちゃんさんの不安も怖さも話してみてください。
- お金を支払うって、楽しくもできるんです!使い方を見直してみたり、お金のイメージを変えるのもいいかもしれません。
- 自分に合うかどうか、それだけでカウンセラーを選んでください。
この3つでした。
でも、気配り上手で愛情深い方の場合、やっぱりできない!と思うこともあり得ると思います。
それは「わがままを通す」ことに、タブーがあるからではないかなと思うんです。
わがままって「我のまま」とかきますよね。そのままの自分であるということとも取れると思うんです。
「もっと寄り添って親身になって話を聞いて欲しい」
「もっとありのままの私でもそのまま受け入れて欲しい」
「何かの代償ではなくて、私そのものを愛して欲しい」
そんなマルちゃんさんの心の声が、相談文から聞こえてくるような気がするんですね、私には。
それは、きっとずーっと抱えてきた寂しさだったのではないかなと思うんです。
それゆえに、同じ寂しさを人から感じるのが苦手で、人に感じさせるのも嫌で、自らその役割を引き受けてこられたのではないかなと思うんです。
そのことにまず気づいて欲しいなと思います。
「もう我慢しなくていいですか?」
「私のままで愛してくれますか?」
「私はいい子をやめてもいいですか?」
「私はもう頑張れません。」
「私はもう誰の犠牲にもなりません。」
こんな言葉を声に出した時、どんな気持ちになりましたか?
きゅーっとしたり、涙が溢れたり、ホッとしたりするようだったら、それだけ頑張ってきたマルちゃんさんをまずみてあげましょうね!
マルちゃんさんご自身で、自分が今までどれだけ頑張ってきたのかを、みてあげましょう。
まずはそこからはじめられてもいいと思います。
自分のままでいることをご自身に許してあげて欲しいんです。
自分の思うままに話す、自分の願いにお金を使うことでお金の主導権を握る、そして自分の好みだけで話す相手を決める。
それが叶うのがカウンセリングという場です。
本当は、普段の場所でも叶うけれど、カウンセラー相手に練習していくというのが一番やりやすいのではないかと思います。
今日は相談文から、かなり憶測を交えた形の回答となりましたが、マルちゃんさんの心に届いたでしょうか?(少々不安です)
自分の気持ちをそのまま出すというのは、基本的に根本師匠の元に集まっているカウンセラーさんたちは受け止めてくれる人が多いと思います。
なので、ぜひ複数のお抱えカウンセラーを取っ替え引っ替えしながら笑、この相談はこの人!仕事はこの人!恋愛はこの人!下ネタは根本師匠!など、沢山の人に甘えてみてください!