【ココロノマルシェ】お金を受け取ることへの罪悪感について
ココロノマルシェに寄せられたご相談
個人事業で8年仕事をしているのですが、今年に入り売り上げが激減。
このままではヤバいと、今年の春に3ヶ月間、短期の派遣契約で週3日・1日5時間働きました。
でも、それがすごく苦痛でストレスで、もうお勤めでは働きたくないとなりました。
ただ、売り上げが激減した状態は変わらず、一人暮らしの生活が成り立たないくらいになり、思い切って、親に「助けて」と言ったところ、私が必要なお金をすぐに振り込んでくれました。
さらに、「必要な時は、また言いなさい」と言ってくれています。
でも、ありがたいという気持ちよりも、申し訳ない気持ちが強くて、素直に喜べません。
・今は、両親の収入源がほとんどなく、貯金を切り崩して生活していること
・収入が減ったのなら、自分で収入を確保しなければならないのに、働かずしてほしいものをもらうことがダメだと思ってしまう
・ラクして受け取ればいいと思えない
などの気持ちがあります。
過去にカウンセリングを受けた時、「あなたはお姫様マインドタイプだから、受け取ればいいし、感覚タイプなのだから感覚で動けばいいよ」と言われ、確かにそうだなぁという納得感はあります。
たとえば、男性とご飯に行くといつも出してくれるので、お金を出したことがほとんどない。
自由奔放で「こうしたい〜」と思った時に、それがすぐにやりたくなる。
思考でアレコレ考えて動くとうまくいかず、なんとなくの感覚で動くとうまくいくことが多い
など。
受け取ることに対して申し訳ない気持ちをなくしたいし、今の個人事業のお仕事で望む収入を得て、自由にのびのび過ごしたいです。
(お勤めで時間制限が生まれるのは、絶対に嫌です)
お金の問題なのか、自分のタイプを活かせていないのか、よくわからないですが、今、どんなことに取り組むといいでしょうか?
りぃさん
お姫様マインドの一つのキーワードって「開放感」だと思うのですが、開放感感じてますか?
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
自分のご両親に「助けて」と言えたとサラッと書いていらっしゃいますが、それって実はすごいことではないでしょうか?
りぃさんは「自分の分は自分がなんとかしなきゃいけないのに」って思っているのに、親に助けてっていうのはすごく勇気がいりましたよね。だからすごい一歩を進んでいるということはもっともっと自分の中に落とし込んで、その感動を味わってくださいね。
そしてお姫様マインドと呼ばれる女性性が豊かで、天真爛漫さから周りに影響を与えるタイプの方は「開放感」が一つのキーワードじゃないかなって思っているんです。
天真爛漫さってともすれば「わがまま」とも捉えられるかもしれませんが、それでもわがままって必ずしもだめなことじゃないんですよね。相手がつい構ってあげたくなる人っていい意味でわがままだと思いませんか?わがままって自分がどうしたいかを素直に表現していることだと思うのですが、そのためには開放感がないと軽やかな表現って難しくなります。
ではどうしたらりぃさんが開放感を感じたお姫様マインドをもっと使えるようになるんでしょうか?
受け取ると与えるは表裏一体。助けてもらうことと助けさせることも表裏一体。
相手からの愛情を受け取りましょう!とか、人の好意や褒め言葉を受け取りましょうなんてことを、私も書かせていただくことがあります。
それは受け取るということ自体が受け取る自分自身の幸せのみならず、相手にも幸せを与えることでもあるからなんです。
例えば今回のケースで言うと、「親は収入源がなく貯金を切り崩している」と書いておられましたよね。
でもご両親は実際にはりぃさんには「必要な時はまた言いなさい」と言ってくださっているわけですが、これってご両親の愛情ですよね。きっとここまではりぃさんも理解されているので、余計に「申し訳ない。」と言う気持ちが生まれているのだと思うのですが、
りぃさんのご両親の立場になって考えてみると、「子供のピンチの時に助けられる自分」ってどれほど自分に自信を与えることなんでしょうか?
きっと「頼りにされている」って感じることってすごく嬉しいことだと思うんです。子供が悩んでいるのに力になれないご両親の気持ちの方がずっと苦しく辛いものではないでしょうか?
そんな時に「助けてほしい」って伝えてくれるから、手を差し伸べてあげられると言うことはご両親にとってどれだけホッとすることなんでしょう?
ピンチな時って確かに「自分のせいで周りに迷惑をかけてしまっている」と思ってしまうこともあります。
自分が言わずになんとかすれば、誰かの生活に影響を及ぼすこともなかったのに、そんな風に悔やむ気持ちが出てくることもあります。
でも「ピンチな時にみんなで協力し合えること」がうまくいけば、その後には「結束感」や「つながりをより感じた」と言う経験もこれまであったのではないでしょうか?
仕事などで「自分のミスのせいでみんなに迷惑をかけた」と言うことがあっても、みんなで一生懸命どうにかしよう!と一丸となった時って、後あと笑い話や苦しい時代を一緒に頑張った同志って言うような連帯感を感じたりすることがあるんです。
誰かに迷惑をかけることを「短所で人に愛される」なんて言い方をしたりすることもあるのですが、実は「助けて」って言ってもらえるから、相手の才能を役立てることができるという考え方もあるんです。
でもやっぱり申し訳なくなるというのは、自分の価値をもっと受け取りましょうというサイン。
そう書いてもきっと「いや・・わかるんですけど、でも・・」って思う方も多いと思います。そこで再度見つめて欲しいのは「自分の価値を受け取れているか?」と言うことです。
助けて!と言って助けてもらった。それではなんとなく、自分ばかりが何かをしてもらってばっかりで、返せていないのではないか?そんな風に思うからこそ、申し訳なさが出てくる。
今回のケースだと、いつ返せるともわからないお金を、自分は貰うばっかりな気がして申し訳ない。そんな風に感じていらっしゃるかもしれません。
でも、お金以外に与えている価値って本当にないんでしょうか?
りぃさんが何不自由なく生活している、それだけでご両親がどれほど心を安寧に保てるのか、そこを価値として受け取ったことはありますか?
自分はこんなにも愛される価値があるのか!と受け取れているでしょうか?
自分の価値を受け取るために、やってみて欲しいこと。
ご両親に実際聞けるようであれば、聞いてみてもいいと思います。
「今回、お金をもらってしまって申し訳なく思っている。」と言うことを、りぃさんご自身の言葉でお話ししてみてください。
その時のご両親の言葉を「そのまま素直に受け取ってみる」と言うことをやってみてもいいと思います。「そんなの気にしなくていいわよ」とか「何言ってんだ」とか言われるかもしれません。それでもそのまま受け取ろうとしてみたら、おそらくいろんな気持ちがりぃさんの中に出てきますよね。
「気にしなくていいなんて言っても、実際今貯金切り崩して、二人ともしんどくないの?」とか、「何言ってるって、二人の生活が心配なんだよ」とか、いろんな気持ちをしっかりと感じて欲しいんです。
その上で、それでもご両親はりぃさんにお金を渡して、さらに足りなかったらまだ援助 るよという姿勢を示してくださっていること。そのことを真正面からきちんと感じてみてください。
女性性の豊かさってこういうことをしっかり感じとることもできるんですよね。
私は両親をこんなにも愛したいんだな。でも両親も同じように自分を愛してくれているんだなと言うところを「そのままダイレクトに感じる」と言うことができると思います。
思考を使って逃げていませんか?「でも」「だって」「本当なら私が」、そんな言葉の後ろに言い訳を言いたくなるけれど、感じることってここでも使うことなんです。
こんなにもたくさんの想いを自分に向けてくれる人がいる。
そこをしっかり受け取ってください。それが見えてくると、きっと他の人たちの愛もたくさん受け取れると思います。
そうやって「愛されている私」を再認識できていくと、開放的にお姫様マインドが使えるようになっていきます。真正面から相手の愛情を受け取る、その覚悟を決めてください。りぃさんならできるのではないでしょうか?
よろしければ参考にしてみてくださいね。
お姫様マインドの方は開放的に軽やかにそのエネルギーを回していく方が本来の個性が輝く方だと思います。予想外のことにつまづいても、自分の土台である「愛されキャラである」と言うところに、どんどん覚悟を持って固めていくことで、女性性の揺るぎに振り回されなくなっていくので、是非何度も立ち返って決めてくださいね!