【ココロノマルシェ】お金がない、という言葉について。
ココロノマルシェに寄せられたご相談
よく”お金がない”と言わない方がいいよ。
と言いますよね?私もそう思います。
ですが、本当に貯金が尽きそうで苦しい時はどうしたらいいですか?どんなマインドセットでいたらいいですか?
本当に生活が苦しい時に
“ 私はお金がある!”って思っても、それだけでお金が降ってくるとは到底思えません。
“お金がないと言わない方がいいよ”
と言う人は、本当に生活が苦しくなったときなんてないからこんなこと言うのではないのでしょうか?
と思ってしまいます。
yさん
この言葉ってもっといろんな説明がある方が伝わるんですよね。
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
お金がない、お金が欲しい、などは「お金がないということが自分にとっての基本だ」という思い込みがあるから、発想される言葉だから使わない方がいいよ、というお話。
確かにたくさんありますよね。私もそもそもこういう話に「ほんとかよ・・」って思っていた一人なのですが、これってもっともっといろんな説明を要する言葉でもあるし、これをどんな気持ちで伝える側が伝えているか?によっても、受け取り手としては「ほんまなん?」って言いたくなるんですよね。
残念ながら私は年商○億!などの実績はありませんが、心の面での変化については自身でも経験している部分があるので、その辺り「ほんまなん?」を解決するお手伝いができればと思います。
お金がない。一体いくらなら「お金ある」または「お金ない」って基準ありますか?
初っ端から、ややこしいことを言い出すようですが、実はこの「いくらからお金あるなし問題」って人によって違うんですよね。
yさんは「貯金が底をつきそう」な現状はお金ない状態だと思っていらっしゃるのですが、これ、いくらなら「お金ある」に変わるなっていう線引きって持っていらっしゃいますか?
これ、何も「論破してやろう!」っていうお話ではなく、「自分にとってのいくらがお金あるなしのラインなのか?」っていうことをはっきりしていないと、「ずるずるお金ない」を引きづりやすくなるんです。
実はこのお金あるなしって、「お金はないけど、実家暮らし」って方もいらっしゃれば、「お金はないし、一人暮らし」って方もいらっしゃるし、「お金ないけど、同棲中」って方もいらっしゃれば、「お金ないけど、なんとかなる」って人もいますよね。
だから「お金あるかないか」っていうことをどう捉えているのか?っていうところからも、みていくことができるんですが、「お金ない!!」って時に「心ではね」って言っても、「いや、心でお金増えるんですか?」って言いたくなることもあります。(えぇ、かつての私はそれくらいに思ってました笑)
で、じゃぁ「お金」の話なので、まずお金の話として進めていくなら「金額がいくらだとお金あるなの?」って方がイメージしやすいんではないか?と思うんです。
でも実はここ、意外と「お金ない!!」って方が陥りやすいポイントなんですが、「じゃぁいくら欲しいの?いくらあったら安心するの?」っていう時に、「具体的な金額」を掴んでいる方が少ないんですね。
あればあるだけいい。とは私も思います笑。
でも「いくら?」って聞かれたら。あなたなら「いくら」って言いますか?「いくらあれば、私安心だわ!」って思えますか?
お金がある!って金額が手元にあったらどうしたいのか?
yさんと直接お話しすることが叶わないので、仮にここに「あと50万円あればいい」っておっしゃったと仮定しながらお話を進めますね。金額は私が勝手に入れているので、「いや、もっと欲しい」という場合は、お好きな金額を。ただし「もっと」ではなく「100万円」とか「230万円」とか具体的な数字の方がわかりやすいので、できれば数字でイメージしてみましょう。
そこで私はおそらく「どうしてその金額が出たのか?」をお聞きすると思います。
「家賃と光熱費、携帯代、その他生活費がだいたいひとつきにいくらかかるから、それを何年で・・・」と計算されて出しているかも知れませんし、「いや・・なんとなく・・?」という方もいらっしゃるかも知れません。
もし「なんとなく」で出した場合、一度「全部洗い出す」っていうことをしてみてもいいかも知れません。
実は私、何を隠そう「使ったお金を数える」っていうのが今もあんまり好きではありません。なので、レシートを見るたびに「あー。。家計簿・・・書くのめんどくさい・・・」って思うんですけど、それって「使ったもの」をみているとすごくイライラするんです。
「なんで今月こんなに高くなったんだ!!あ!これか!あ!!これもか!!」ってみていくとイライラするって方、多いと思うんですが、でも買ったものを見たら「でもこれ・・ないと困るし・・」だったり、「いや〜、これは・・・買うでしょ!!だって推しが表紙の雑誌なんだもの!!」と思ったり。そういう「お金を使った時の感情」ってあると思うんです。
それをちゃんと感じてないまま、いつも通り支払いをしていたり、満足度が低いまま使っていると、「なんでこれがこんなにするんだよ!」って気持ちを抱きやすいんですね。
お金って本来「ただあるだけ」では、一切意味がないと思うんです。私。
確かに「1千万円の札束」とか見ると「わぁ!」って思うけど笑、でもそれがもし「海外のお金で、日本の中では使えないけど、1千万円分の価値あるよ」って言われても、「それなら使える1万円でいいんでくれません?」って思うものですよね。
だって使えないんだったら意味ないんだもん。
使えると信じているから貯金しているし、貯金だって老後なのか、病気の時なのか、旅行の時なのか、ほしいPC を買う時なのか、わかりませんが「使うかも」って貯めてるわけです。
ということは、「貯金がない」っていうyさんの言葉の中にもきっといろんな感情があるんです。
お金があったら、って言葉を何にを置き換えてみたいですか?
ここまで読んでいく中でお伝えしたことを少し整理すると、
- お金って一体いくらからあるかないのか、線引きします?
- 具体的に「いくらあればいい」って言えるほど明確にお金、みたことありますか?
- 何にどんな気持ちで普段お金使っていますか?
- あるだけでいいお金ってyさんにとって意味ありますか?
- 使うんだとしたら、何に使いたいんでしょう?
お金があるってことで得られる多くのことは「安心」ですよね。つまり「お金がない」ということは「安心できていない状態」をある意味自分の状態だと思っているわけです。
安心できていない状態で何か物事をするってすごく怖いことですよね。
何かやろう!って前向きに思うことも難しそうですし、もっと頑張るぞー!なんて気持ちより、「まずは安心させてよ!」っていう気持ちに引っ張られてしまうと思うんです。
ここで質問なのですが、
お金がある人って、yさんにとってどんなイメージがあるんでしょう?
もちろん「いけすかない」とか、「悪いことやってそう」とかもあるかも知れません。そこはカウンセリングでお金についての価値観を見ていくのもいいと思うんですが、まず「安心」についてイメージするなら、なんとなく「安心感は持ってそう」って思いませんか?
つまり「お金がある人」って「自分から好きなものを買ったり、誰かに何かしてあげられたり、自分から人に与えても大丈夫って態度」なんだと思うんです。
これってとっても大きな要素だと思いませんか?自分から与える。
なので、お金って「お金があるかないか」ってことをまず自分ごととして見るために、自分の使っているものや自分が支払っているものについて「自分ごと」としてみていく必要があります。
自分が選んで使っている。
その気持ちを持つことが大切なんですね。ここで「絶対必要なものってあるし、お金って払わされるものもあるじゃないですか!』って言いたくなる人もいらっしゃるかも知れません。
多分その方は「その状況を自分が選んでいる」と言い換えてもいいのかも知れません。税金や生活に絶対的に必要なお金ってあると思うのですが、自分が今ここに住むということを選択しているんだという「自分で選ぶ」ことをした結果なんです。
なので、「お金がないって言わない方がいい」って、実はすごく説明が必要な言葉でもあると思います。
まず、自分の使っているお金、入ってくるお金に対して自分ごととして関わってみませんか?
お金のワークはたくさんあるんですが、基本的には「お金について自分ごとにする」という意識を持ってみてもいいかも知れません。
- 自分にとって今の収入では少ないなら、どう自分から関わって増やしていくのか?
- 自分の満足度を上げる使い方ってどんなものがあるのか?
- それらを調べてみる。
などから始めてみてもいいかも知れません。
お金がない現状を変えるっていうのは、なんとなく「お金についての知識をどうしたらいいの?」と思ってしまう方も多いのですが、いくら稼げていてもこの安心感がないと、なかなかお金があるとは思えません。
こうやって自分ごととしてお金と向き合い、自分の満足度を上げるということはライフワークにもつながっていくんですよね。何にお金を使ってどれくらいお金が欲しいのか、それがどんなことを与えることで満たされていくのかも、この過程の中で経ていくからです。
なので、まず自分ごととして関わっていくというスタンスづくりからやってみてくださいね!
今回、こちらの想像でお話しさせていただくことも多かったので、「なんか違う・・」という時は、他にもお金の問題についてココロノマルシェのご質問でお答えしておりますので、そちらも一緒に見ていただけると、これかも!というのがあるかも知れません。よろしければ参考にしてみてくださいね!
お金がないって実は依存的な気持ちがあるんです。誰かにどうにかしてほしい。でもそれに気づきたくないと、私ではどうにもできない!っていう理由にお金を使う人もいます。
でも「私にできることをやっていく」という自立的なマインドになっていくと、具体的に自分ごととしてお金との関係性を作っていくので、「足りない金額をどうするか?」は自分ごとになります。ここで自立できていくんですよね。なのでお金にまつわるワークって「与える」っていうことが多いんです。