【ココロノマルシェ】働きたくない気持ちと現実の折り合いをつけるには
【ココロノマルシェ】将来出世したいけど
yukanee
Contents
ココロノマルシェに寄せられたご相談
はじめまして。20代独身女性です。彼氏はいません。
将来出世したいけど自分の本性を外に出したら恋愛や結婚できないのではないかと悩んでいます。女性らしいファッションやメイクが好きなのでよく男性からは「清楚で大人しそう」と言われますが、実際は自分の意見を言うし、思い立ったらすぐ行動しちゃうので全然おとなしくありません。
一方、彼氏にはものすごく甘えて積極的にスキンシップをとろうとする傾向があります。結局彼氏の方が引いちゃって私は不満が溜まり別れてしまいましたが。家庭環境は過干渉（面倒見の良い？）な母親と寡黙な父親に育てられました。何でも自由にやらせてくれたので、今好きな仕事ができています。
でもたまにイライラする父親が怖くて、父親とは何年も会話していません。
学生時代はほとんど恋愛せず、カップルも1年続いたことがありません。
そこで相談ですが、将来出世したいという女性とお付き合いしたいと思う男性っているのでしょうか？こんな私が男性と良いパートナーシップを築けるようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
いちごミルクさん
悩み事って２つ以上の「こうしたい」があるから迷うんです。１つになると、悩みではなくなるんですね。
姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。
周りから求められる自分と本来やりたいようにやりたい自分がかけ離れているように感じる。だからこそ、いちごミルクさんは「どちらかの自分で生きないと、欲しいものは手にできなくなるのでは？」と不安に思われて、ご相談いただいたのかもしれませんね。
一見家庭的な女性らしいイメージを持たれる私。
でも内心はもっと仕事について集中して進めていきたい自分。
その二つは実は同じキーワードで語れるのではないか？と思います。
それは「女性性」という言葉。いちごミルクさんも聞いたことがあるのかもしれませんね。女性性が豊かな人であれば、その両方を兼ね備えているってこともあるのではないか？と思うんです。
悩み事って複数の「こうしたい」の気持ちの中で、あれこれ迷いが出るから生まれてくるものですよね。ということは、１つにまとまってしまうと悩み事って、悩みごとではなくなるんです。
女性性が豊かな私の生き方を模索する。
さて、今回のいちごミルクさんのご相談内容って実は「女性性が豊かな方」が抱きやすいものだと言えます。
ふわふわした素材、甘い色味、長い髪、綺麗な指先。
そういった女性らしい感性に惹かれる一方で、セクシャリティ自体が豊かだと、男性性も豊かに持っているはずなので、「仕事したい！もっと面白い仕事や責任のあるものを任されたい！」という気持ちが出てくるものです。
そうなると、自分の中では心の方向性が２つに分かれたように感じるし、どちらかを選べと言われてもどちらにも欲しいものがあって、どちらにも短所のような部分があるように感じますよね。
意見をはっきり伝える、思い立つとすぐ行動に移すという部分も飽きやすいとかいろんなものに興味が移る過程で行動を伴うというのであれば、女性性が豊かでもあり、男性性でそれらを現実に落とし込んでいくような形になっていると思うんです。
なので一見相反する願いのように見えても、根っこでは「好きなものをそのまま全て好き！ってまま、自分の世界に取り込んでいきたい！」っていう気持ちがあるんだろうと思うのですが、
そこに自分自身で許可が出せていないと「女性らしい雰囲気や見た感じのイメージで好かれているのであれば、その自分を貫いて彼氏を作った方が、いいのではないか？彼に甘えたい私というのとも整合性があって、その方が恋がうまくいくんじゃないか？」という気持ちが出てくる一方で、
「いや、言いたいこと言えない関係性ってどうなの？彼氏に何もかも合わせるなんて無理！私のこと理解してくれる人がいい！」って思ったりします。
でもそれはそれで両方欲しい！でいいはずなんですよね。そう思っているんだから、それでいいじゃない！って言えれば、悩みではなくなっちゃうんです。
悩みじゃないと困る理由があったらどうする？
今からのお話はいちごミルクさんには少し耳が痛いお話かもしれません。それは今回のご相談を読ませていただいた時に、私が一番聞いてみたかったことにあります。
「今回、まだ恋愛したい相手がいないのに、どうしてすでに恋について悩んでいるのか？」について、いちごミルクさんはなんて答えてくださるんだろう？そう思ったんです。
- 好きな人がいて、その人にファッションについて何か言われたのか。
- それとも、毎回男性のその言葉に自分の中で「そうじゃない自分」については求められないんじゃないか？という不安があったのか。
- それとも、そもそも恋愛について自信がないから次の恋愛に踏み出せないことが心配なのか。
もしかすると、お父様のことも書いてくださっているので、今までも「恋愛と異性の親との関係性」について、気になっていたのかもしれませんね。
その本当に心配していることをいちごミルクさんはうっすら気になるけど、でもまだそこに向き合うのが怖いと思っているのか。
でも私はここに相談するっていうところまで進んでこられたいちごミルクさんはすごいと思うんです。私はカウンセリングとか無料相談とかなかなか踏み出せなかったタイプなので、どんな形であれ、自分の心を誰かに打ち明けるっていうことは勇気が必要だと思います。
だからあと少し、勇気を持って自分が本当に気になることがあるとしたら、なんだろう？って考えてみてもいいのかもしれません。
自分を受け入れていくっていうのは、幾つになったってチャレンジです。
自分の気持ちを正直に認めて受け入れていくこと。
実はそれは何歳になっても難しく感じることもあるし、チャレンジなんだろうと思います。
全てを受け入れた！と思える日が来たと思っても、また何かで自分の心の気づいていく。
心はいろんな層が重なっていると言われているので、感じても感じてもまた同じような感情と向き合うこともある。
きっといちごミルクさんにも、その本当に何と向き合いたいのかが見えてきた時、いろんな自分の気持ちを受け入れていく過程があると思います。
- 自分のままで恋愛できるって思える日なんて来るんだろうか？
- やっぱり清楚なキャラクターを活かした方がいい人と出会えるんだろうか？
- 自分の出世したいって気持ちをどうしていけばいいんだろう？
そんな風に迷うかもしれません。でも私は今いちごミルクさんが悩んでいるようなことで、同じように悩んでいる男性もまたいらっしゃると思うんです。
それはいちごミルクさんと同じようにセクシャリティが豊かであるが故に、男性性の強いものに惹かれるけれど、繊細な女性性も持ち合わせている方がいらっしゃると思うからです。
その中で自立的になって行ったり、依存的になったりしていくわけですが、まずは自分は愛されていいんだということを自分にいかに許すことができるか？ではないかと思います。
今回は具体的なお話ではなかったので、どうしたらいいのか？については触れておりません。その分、まず本当はどういうことをしたいんだろう？どういう自分を誰に認めて欲しいと思っているんだろう？と一つ掘り下げて、考えてみてください。
一人では難しそうだと思ったら、ぜひカウンセリングやお茶会などでカウンセラーとお話ししていく中で見つけてみてくださいね。
自分に自信が持てない。その気持ちでは仕事も恋も手に入るイメージを掴みづらいもの。自分の気持ちにつながっていくことは、そのイメージを持つ最初の一歩目を作るものだと思います。今日はご相談をお送りいただきありがとうございました。是非、「こうしたいな！」と思えるイメージを掴んでくださいね。
ゆか姐に自分の悩みを聞いてほしい！
他の悩みも見てみたい！
【ココロノマルシェ】言葉の受け取り方
【ココロノマルシェ】向上心と自己受容
【ココロノマルシェ】職場での嫌がらせ問題
【ココロノマルシェ】相手を思いやれない自分
【ココロノマルシェ】悩みを手放したい