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【ココロノマルシェ】理解力と説明力が低い

yukanee

ココロノマルシェに寄せられたご相談

理解する力と説明する力が低いなと感じていて特に仕事上でのやりとりで相手がイライラして強くあたってこられることが悩みです。
人間関係が悪くなる要因なのに積極的に理解力、説明力の改善に取り組めず、周りを悪者にしたり私も感情的に不機嫌を相手にぶつけたりして人間関係よくないなと思ってます。

これから転職を控えているのにどんな仕事でも理解力、説明力は必要なものなのにどこに行っても私はダメなのかなと悲観的になってしまいます。
特に口頭ですぐに答えるなどが苦手です。
文章だと冷静に見たりできるのでまだマシなんですけど…。
あとは本質を捉えることが苦手なので仕事の成長が遅いなとも感じてます。

結論から話して理由を後から説明するなど理論上はわかるんですけど突発的なやり取りではすぐに忘れてしまいます。
わかりやすく説明しようと丁寧に話してるつもりが「結局何が言いたいの?」「これを教えてくれれば良いから」「よく分からないから他の人に聞きます」など傷つくことが多いです。
退職する職場で今までよくしてくれていた上司とたぶんそのことで揉めていて…今までうまくやってたのは仕事上必要な絡みがあるから親切にしてくれてただけで本当はずっとイライラしてたの?など人間不信にもなっています。

なんとかした方が生きやすいのに、努力したくない変わりたくない。その心理について知りたいです。
あとは他人軸気味なのか人の反応を気にしすぎてしまうところも改善していきたいなと思います。

アドバイスいただけたら、ありがたいです。
よろしくお願いします。

よりさん

求められている姿と自分の姿を分けてみませんか?

ゆか姐
ゆか姐

姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。

ご相談をお送りいただき、ありがとうございます。

結論から話すことは、ビジネスシーンではよく求められるものの1つだと思います。

忙しい相手になればなるほど、当たり前のようにそれを求めてきますし、エレベーターの30秒で、相手に概要を説明する方法なんてものも、本が出ていたりします。

ただ、女性性が豊かだと「結論」より「プロセス」に着目した話し方を自然としてしまうことがあるんですよね。

経緯を話して、結果は最後になるので、ビジネスシーンで苦労するという方も多いと思いますが、女性性が豊かな自分がダメだということではなく「適材適所」があると思います。

なので一度「相手に求められている姿」と「本来の自分の姿」を分けて見つめることで、自分らしくいられて、才能を使える場所はどういうところなのか?をみていきませんか?

組織は人がたくさんいて、その人その人で求める人物像は違うし、同じ人でも気分によって違う。

求められる人にならなくてはいけない。

そんな気がしてしまう時って、「自分の姿」の中で、「ここが違う!」「ここも違う!」と、自分が求められている姿と違うところばかりを探してしまいます。

そうなると「自分はあちこち、できないことがたくさんあるんだ」という気がしてしまうんですよね。本当はそうではなくても、求められている姿になる必要を自分で決めてしまうがゆえに、違うところを探していくうちに、同じやそれ以上にできているところは見えてこなくなってしまうんです。

10個のうち、9個できないことを探している時に、1個の素晴らしい点を褒められても、「この人、フォローで言ってくれてるんだろうな」って感じるんですね。

実際は何千、何万とある中で「違うこと」を探していて、その優先順位も高くなると、心理的にはそれが4つくらいのことであっても、上位の4つだ!と思えば、他に20個褒められていても、それはすでにできていることなので、優先順位が下になってしまっている分、「嬉しい」って感じる気持ちより「変えないといけないこと」の方が、印象的でもあると思います。

そんな状態で周りの人がいう言葉に傷ついてしまうのは、「自分もそう思ってしまっていること」だから、相手に言われて傷ついてしまうんですが、実際は他にできていることや褒められていることもあると思います。

ただ、それは自分の中で優先度が低いので、聞いていてもあまり関心がないので、「言われたけど、あれはみんなにも言ってる」とか、「あれは私に褒めるところがないから、言ったに過ぎない」なんて思ってしまうんですよね。

なのでカウンセリングに来ていただいた時に「褒められたことを50個、思い出して書き出しておいてください。」とお伝えすることもあります。5個くらいで止まるって方もいらっしゃるんですが、今まで褒められたことって、5個ってことは絶対なくて、たくさんあるけど忘れていたり、そもそも褒められたと思ってなかったりしているだけなんですよね。

なのでよりさんも一度、褒められたことを思い出すというのをやってみてください!

なんとかした方が生きやすいというよりも、自分に合う方がもっと生きやすいと思いませんか?

私もよりさんと同じように、かつては「求められる人」になれば、どんな会社に行ってもやれるし、仕事ができればお給料が上がって生活水準も上げられるし、そういう人になれば世の中生きやすくなるのになって考えていた一人です。

私も女性性が豊かなタイプなので、結論から話すことは苦手。そして数字も苦手。計算も苦手。表を作るとかのセンスもないので、簡単にまとめることも苦手。資料を作っていくうちに、どうやって何をまとめればいいのか、段々と自分の思考の迷路に自分が陥っていくなんてこともたくさんありました。

でももしかするとよりさんもそうかもしれないのですが、そんな時「できない・・。どうしよう。」っていうと、必ず誰かは助けてくれるんです。

「明日の資料をまとめたいけど、伝えたい部分はここ・・と思ってたんだけど、まとめるうちにこっちも伝えたほうがいい気がしてきて。。でも、ここを入れるなら、ここも入れたほうが・・ってやってくうちに、資料が出来上がらない・・。」ってことを伝えると、「とりあえず、前回の資料を送るから参考にして!」とか、「ここ、いらないよ!それは前回やってるから、今回の会議に出る人はみんな理解しているし。」とか、アドバイスをもらえたりするんですよね。

それは私の「粘り強さ」を知っている、みてくれている人たちがいて、「何日も資料作りを悩んでいそうだな」とみてくれていたからこそ、「できない」という言葉に助け舟を出してくれたんだと思うんです。

同じケースではなくても、よりさんにもこんな風に周りからのサポートってあったんじゃないでしょうか?お菓子を差し入れてもらったり、ちょっと話を聞こうか?と声をかけてもらったり、メールで愚痴を聞いてもらえたり。そんな具体的に仕事に関わらないことも入れたら、実は色々助けてもらっていたことってあるんじゃないでしょうか?

そのことを今一度ゆっくり思い出してみてほしいんです。

優先順位が下がっていた、よりさんの「愛される才能」を思い出してみてください。

そして、それはよりさんが、今まで周囲に与えてきたものがあってのことかもしれませんよね。

今感じた、温かい気持ちをよりさんも周りに与えてきたんじゃないでしょうか?だから、周りも何かしてあげたいって思ってくれたのかもしれません。

その温かい気持ちってビジネス評価には直接繋がらないかもしれませんが、組織という人と人が働く場には必要不可欠な才能だと思いませんか?

ビジネスの求められる姿だけに翻弄されるのではなく、よりさん自身が持っているよりさんの才能を、分けて考えてみて、自分の才能を使っている部分にも同じように関心を向けてみてください。

たくさんあるはずです。褒められた50個以上にたくさんあると思います。

ぜひそのよりさんが、どういう部分なら自分の才能が出せるのか?を考えていくと、生きやすいところが見つかると思います。

ゆか姐
ゆか姐

男性性が強い職場だと、女性性が豊かであることが弱点のように感じますが、実は女性性があるから男性性がうまく機能していることだってたくさんあるんです。ビジネスの数値化できることだけにとらわれるのではなく、ソフト面での自分の役割に自信を持つこと。それも大切なビジネススキルではないでしょうか?

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