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【ココロノマルシェ】目標もなくただだらだらと過ごしてしまう

yukanee

ココロノマルシェに寄せられたご相談

タイトルの通りです。

転職した方がいいんだろうなぁと思いつつ、
実際はやる気がなく転職サイトに登録しただけ。

友達や彼氏との予定のない休日はただひたすらだらだらして、なんの生産性もない一日を送っり、その繰り返しで一年が過ぎていきます。(だらだらしてばかりなことに、人より体力がなく疲れやすいことも関係しているとは思いますが、それにしても…という感じです)

夢や目標がある人、海外に一人で旅立った友人をすごいなぁと思いつつ、どうしたら自分もやりたいことが見つかるのだろうとぼんやりと考えたりします。

仕事もただ目の前の作業をこなすだけで、成長意欲というものが全くありません。

やりたいことがないから頑張れないのでしょうか。成長意欲がないのでしょうか。

幼い頃、明確には中学までの自分は何でも頑張ることのできる子でした。そのモチベーションがなんだったのかは分かりませんが、いわゆる優等生で、成績優秀、幼稚園時代から習い事漬けの日々。

それが、高校受験が終わり高校に入学して以降、途端に頑張れなくなってしまったのです。それ以前とそれ以降では別人です。

どうしたら頑張れる自分に戻れるんでしょうか。何に対しても頑張っている方が充足感を感じられたので、あの頃の方が幸せでしたが なぜ頑張れていたのかもわかりません。

ヒントをいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

しろさん

充実感を感じるほど燃えるには、まず英気がある程度自分の中にないと難しい、休息とのバランスだと考えてみませんか?

ゆか姐
ゆか姐

姐さんカウンセラーの根本 ゆかです。女帝マインドから見た回答をお話ししております。

しろさんの中では「何かに打ち込んでいる自分がいつもの自分」という感覚があるのかもしれません。しかし、実は私たちってもっと多面的だし、頑張ってきている時の次には休む時があり、その両方を色々過ごしながら、また年代により体力の変化などにも対応しながら「今の自分」をその中でバンランスをとっているものです。

昔からなんでもこなせる優等生で、幼稚園から習い事をやってきたとなると、物心ついた時から「毎日何かに取り組む日々」がしろさんにとっての「日常」だったのではないでしょうか?

しかし、今ここにきて「何も生産性のない日々」という新しい局面を前に、「どうしたらいいのかわからない」と戸惑うことも無理ないと思いませんか?

そんな未知の世界では、私たちはつい「慣れ親しんだもの」に安心感があるので、「前のようになりたい」と思うことがあります。前のようになれば、それは自分の中で勝手知ったる世界だからです。そこでどんな風にことが進むかもわかっていれば安心ですよね。

でも今の「無気力感があって、生産性のない世界」では、その先に何があるの?というのがわからないので、不安にもなります。ただ、そこで前に戻るのではなく、「今の世界に馴染んだ先を今の私で経験していく」という、これもまた新しいチャレンジだと捉えてみませんか?

新しいチャレンジや勇気のある1歩をキラキラしているものと定義していると見落とす大事なこと。

「勇気」「チャレンジ」「新しい挑戦」

これらの単語ってなんだか、冒険に行く前の勇者のような、キラキラワクワクした気持ちの中で起こることのようにイメージしていませんか?

勇気を持って悪に立ち向かう勇者の話は、どんな世界のお伽話にもあるし、現代でも映画館に行けばその手のお話は毎回必ず何らかの形で公開されているかもしれません。

チャレンジについても、「今ある実績のある世界を脱ぎ捨てて、新しい1からの挑戦にいどむ!」なんて特集もテレビや動画、本にもなるような定番のワクワクするストーリーですよね。

100年企業が伝統を打ち破って、新しい商品を開発する!などの挑戦も同様に世界の注目を浴びやすいし、これら3つのストーリーって、世の中の人の心をワクワクさせるから、私たちもついこの3つの言葉にそんな勇者の冒険のようなイメージを持ちやすいんですが、私は少し捻くれているので、実はサイドストーリーにも着目する方なんです。

これは私だけではなく、必ずと言っていいほど、有名な冒険ものや成長を描いた作品の後には「アナザーストーリー」として周辺の人が主役の話や、または別の相手側のその後を描くようなストーリーも出てきますよね。

あれも実は同様に勇気や挑戦、チャレンジを描いていると思いませんか?

ワクワクしなくても挑戦し続けているし、勇気を持っている。

ワクワクしている方が挑戦や勇気を持つ際のモチベーションには確かになりやすいですよね。

今から新しい挑戦をするって言われれば、やっぱりそこにモチベーションや気持ちが乗るかどうかということを気にすることもある。ただ、私は今のしろさんのストーリーはそのアナザーストーリーと同じように、「環境として今あるところに馴染んでいく」という意味では、挑戦であり、勇気が必要で、チャレンジしていくものだと考えています。

例えば、都会暮らしの方が田舎の方に暮らしていくストーリーとかって最初の数年までは追いかけて、引っ越しや古民家を解体して再構築していくところって一番皆さんワクワクするところだと思うんです。ビフォーアフターがすごければすごいほど、みてる人たちもワクワクするし、自分もこんな家になるなら古民家住んでみたい!って思ったり。

でも生活ってその後も続くわけです。その古民家の数年後、例えば素人が解体したからどこかに不具合が出たり、たとえ大工さんにお願いしていても、ものはいずれ故障する時もある。そんな時に自分で黙々と水道管を直したり、床板を外して調べたりするわけですよね。

それって挑戦だし勇気だし、チャレンジだと思うんです。都会暮らしの時はマンションの管理人に電話していれば、数日中には業者が来て数時間もかからずとも直してくれるのに、それを自分でバールを持ったり、ドライバーを持ったり、届かない部品を待つ間のお風呂やお水の確保を考えたり、トイレをどうするか?など現実的な問題があるわけです。

絶対ここはワクワクなんてしませんよね。できればやりたくないし、誰かやってよ!って気持ちもあるかもしれません。でも、これもこの移り住んだ方からすれば「古民家という新しい環境への対応」という新しい挑戦であり、チャレンジで、勇気を持って自分で考えて進んでいく必要がある場所には違いないはずです。

私はこんな風に「地味でワクワクもしないし、ただやるべきことだからやる」っていうことも、挑戦や勇気やチャレンジの中にあるとお伝えしたいんですね。

ワクワクする日常だから毎日を頑張っている!というわけではなくて、明日の水をどうするか、部品が来て直してもしばらく水を止めていたら、数時間水を出しておかないと季節によっては水道管の水が傷んでいるかもしれないとか、そういう地味でワクワクしないけど、新しい挑戦もまた同様に頑張って取り組んでいることだと思います。

ここを見れるかどうかは自己肯定感につながっていく。

なぜこんな地味なお話を長々お伝えしているかというのは、この地味な作業や黙々と続けるところを評価できる視点って自己肯定感につながっていくと考えるからです。

華々しい場所だけが成果だ!と思っていると、休みを取るっていう重要さが見えてこないし、休むこと自体が怖いと感じることがあります。何もしていない、生産性がない、そんな風に感じるのはこの成果を休んでいる時に感じられないからですが、先ほどもお話ししたように古民家に引っ越すところはハイライトであったとしても、その後も人生は続いていくわけです。

であれば、地味なことの中の自分の挑戦や、勇気を見つめられると「自分なりに今、こんな挑戦をしているんだな」「今まで持ったことのない工具を持って自分でやるしかないんだな」っていう勇気に気づいて「私は私のペースで今も成長しているんだな」っていうところが見えてきます。

これって生産性がないって言えるでしょうか?

しろさんのケースで言えば、今まで休みなくたくさん頑張ってきた自分を労う時間を持つ大切さを見落としてしまっていないでしょうか?その時間も成長だし、必要なことだと認識する時間の大切さを今、勇気を持って見つめていく時間ではないでしょうか?

ワクワクするにはエネルギーが必要ですよね。休めるようになれば、ワクワクの源を大切にできるということではないでしょうか?

冒険の勇者も若者の成長ストーリーもストーリーに描かれていないところで同様に、剣を研ぐ時間があったり、野営するベッドの作り方がだんだんうまくなって行ったり、そういう地味な積み重ねって本当はあると思いませんか?

野営のベッド作りが最初は下手だろうから、そうなれば体のあちこちが痛くて戦いところではないはずだし、そんなことを繰り返すうちに「藁がいいな。」とか「このくらいの大きさの石が枕にちょうどいい」とか、ちょっとしたことを毎回地味にでも真剣に検討しているはずなんです(多分だけど、私はかなりの確率で絶対していると思ってます笑)。

休むことの大切さってそういう冒険のハイライトのために絶対必須のものであるからです。

自分が休んで英気を養うから、ワクワクする余裕が生まれたり、前に出たり大きく物事を動かす挑戦ができるはずです。だから休むということの大切さを今一度確認してみて、「今の自分は無気力になるほどに頑張ってきた。そしてこれから別のワクワクを前にしっかり休む必要がある時なんだな。休むっていう新しい挑戦をじわじわ続けているんだな。」という視点でご自身を見つめてみてください。

どんな風に休むことが自分にとってベストなのか、何が心地いいことなのか。どんな風に眠ることが翌朝気持ちよく目覚められることなのかということを、コツコツやっていきましょう。

新しい視点というのはなかなか自分には定着しづらいと感じると思います。その際はサポートをつけて、一緒に頑張れる人を見つけて、何度も「今の自分の視点がずれてないか?」を確認しながら進めていくことをお勧めしております。

よろしければ参考にしてみてくださいね。

ゆか姐
ゆか姐

地味な勇気や挑戦ができる人は、その器に合わせた成果を手にできる人だと考えています。私の23年の会社員生活の中で、成功者と呼ばれる人たちの多くは本当に些細なこともコツコツと続けておられる方が多く、かつその些細なことをないがしろにしない方が多かったなぁと思います。地味なこと、些細なことを大切にするって実はすごく大切なことなんです。

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